【更新】レンゴー、燃えにくい段ボール「防炎段ボール」を開発

2012/04/19 06:40

防炎段ボール【レンゴー(3941)】は2012年4月18日、防炎製品認定基準を満たす『防炎段ボール』を開発したと発表した。また、段ボールの防炎加工技術を用いて災害時の避難所向けに段ボール製間仕切りと簡易更衣室を商品化し、その第一号として東京都板橋区に採用されたことも明らかにした(【発表リリース】)。

↑ 防炎段ボール
↑ 防炎段ボール

↑ 東京都板橋区にて採用の避難所向け段ボール製間仕切り
↑ 東京都板橋区にて採用の避難所向け段ボール製間仕切り

昨年の東日本大地震・震災では、避難所の間仕切りや床敷きとして軽量で工作もしやすい段ボールが活躍した。一方で大勢が生活する災害時の避難所で、万一、火災が発生し段ボールなどに燃え移れば、大きな二次災害を引き起こす可能性もあることから、災害用間仕切りなどの防炎製品認定基準が制定されるなど(基準そのものは[日本防炎協会の解説ページを参照])、防炎化に対するニーズが高まっていた。

今回レンゴーが開発した『防炎段ボール』は正式名を「RAFEP(ラフェップ)」とし、優れた防炎性能を有し、美粧印刷も可能な段ボール。特徴は次の通り。

・財団法人日本防炎協会が認定する防炎製品として、「災害用間仕切り等」「ローパーティションパネル」「展示用パネル」の3品目で認定取得(認定番号J23001)
・「災害用間仕切り等」では日本初の認定。
・構造用合板2級規格品と比べ、重量は約1/6、強度は同等以上。
・通常の段ボール同様の加工ができ、オフセット印刷での美粧印刷も可能。
・防炎加工に用いられる薬剤は人体に安全無害で、100%リサイクルも可能。

レンゴー側では今回の『防炎段ボール』について、間仕切りなどの防炎製品以外にも、建材、フィルター類、自動車関連部品など、これまで段ボールが使用されていなかった分野への用途拡大も見込まれるとしている。

現時点では「RAFEP(ラフェップ)」の具体的な防火性効用やコストに関する具体的な発表が無いため、現行の段ボールと比べて「防火性に優れている」というレベルでしか性能が分からない(重量・強度については上記にある通り)。防炎加工法で特許を出願中とのことから、加工方法と薬剤に特殊な手法を用いているようだが、従来品と比べて、あるいは他の物品と比較してどこまで高い防火性を持つのか。好奇心をそそらせるものではある。

スポンサードリンク


コメント(Facebook)


▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2016 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー