「第25回 サラリーマン川柳」ベスト10発表

2012/05/02 06:40

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川柳第一生命は2012年4月27日、先に【「仮病部下 ツイートするな! 旅行なう」毎年恒例サラリーマン川柳優秀作品投票開始】でお伝えした2012年における「サラリーマン川柳コンクール」に関して、全国投票結果を発表した。第一位には6022票を獲得した「『宝くじ 当たれば辞める』が 合言葉」がついた(【該当ページ】)。


↑ サラリーマン川柳コンクール結果発表ページ
↑ サラリーマン川柳コンクール結果発表ページ

「サラリーマン川柳」は哀愁や情景、楽しみなど、サラリーマンをテーマにした川柳(五七五で形成される短文)を応募し、読者選考を行って優秀作品を決める主旨の大会。今回の投票で25回目を迎えている。就労人口がもっとも多いであろうサラリーマンにスポットライトをあてているため、その年その年の世情が色濃くにじみ出ているのも特徴の一つ。

今回は一般応募として2万7184句が投稿され、そのうち100句がノミネート。投票の結果、上位100位までが発表された。

●ベスト10(一部)
・「宝くじ 当たれば辞める」が合言葉
・女子会と 聴いて覗けば 六十代
・妻が言う 「承知しました」 聞いてみたい
・スマートフォン 妻と同じで 操れず
・EXCELを エグザイルと 読む部長

●特別賞
・今やります どれだけ待ったら 今になる?
・士気がない 当たり前でしょ 指揮がない
・オレ流を 通して職場 戦力外

「健康や親子夫婦関係、会社での上司部下の間柄の話以外に、スマートフォンやツイッターなどのデジタル回りの話、そして震災そのものや節電関連といった時節関連の川柳が多く取り上げられているのが特徴」とはノミネート作品発表時の話だが、ベストテン内にはあまりその類のものは見受けられず、むしろ壮齢層に絡んだ作品が多く入賞しているのが目に留まる。投票した人の世代、趣味趣向が反映された結果なのかもしれない。

サイト上には投票順に100位まで作品が列挙されている。中には似たようなキーワードを用いて別の視点から描かれ、対となっているような作品や、「数年後には『これは何を意味するのだろうか』と首をかしげることになるのだろう」と複雑な心境でため息が出るような作品も見受けられる。

紹介作品を「詠み」解きながら、今の世の中を推し量るのも粋な時間の過ごし方、かもしれない。また、応募する・しないはともかく、自分なりに川柳を創ってみるのも良いだろう。

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