WOWOWとスカパー、「B-CASカード問題」でコメント発表

2012/05/22 06:45

B-CASカードWOWOW及びスカパーJSATホールディングスは2012年5月21日、B-CASカードのデータを改ざんすることで、従来有料の放送を無料で視聴できる方法がインターネット上に出回っている件について「損害賠償請求を含めた法的措置を検討」など厳正な対応をしていくと発表した(【WOWOW発表リリース】)。

今件は近頃インターネットのコミュニティサービス上に「B-CASカードのデータを書き換えることで有料放送を無料視聴可能になる」との具体的な手口の話が出回っているというもの。それに伴い関連機器の売れ行きが上向きになるなどの現象が発生、少なからぬ数の実行例が想定される状況となっている。

この動きについてB-CASカードの所有運営サイドであるビーエス・コンディショナルアクセスシステムズは状況を把握、WOWOW及びスカパー側にも通知を行ったこともあり、今回の発表となった。両社の発表は次の通り。

■WOWOW
現在、インターネット投稿サイトにおいて、有料放送の不正視聴につながる、B-CASカードの改ざん方法及び改ざん行為の報告が継続的に投稿されている事実は認識しています。

本件については、カードの所有権者である株式会社ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズより報告を受けており、同社にも対応を要請しています。また、当社の有料放送サービスの不正視聴行為については、損害賠償請求を含めた法的措置を検討しています。


■スカパーJSATホールディングス
・「関係当局及び関係各社と連携の上、本件に厳正な対応をしていく所存」
1. 現在、インターネット上の掲示板型サイト等において、有料放送の不正視聴につながる、B-CASカードの改ざん方法及び改ざん行為の報告が継続的に投稿されていることは認識している。
2. 当該一連の行為は、有料多チャンネル放送全体の健全な普及拡大に大きな悪影響を与えかねず、看過できない。
3. 本件については、カードの所有権者である株式会社ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ(B-CAS社)より報告を受けており、同社にも厳正な対応を要請している。
4. 当社の有料放送サービス「スカパー!e2」の不正視聴行為については、損害賠償請求を含めた法的措置を検討している。
5. 技術的対応については、B-CAS社に検討を依頼している。

まとめると「状況は認識済み」「B-CAS側に技術的対策を含めた厳粛な対応を依頼」「不正視聴行為については、損害賠償請求を含めた法的措置を検討」となる。

今件は特に「技術的対策(対応)」の点が気になるところ。B-CAS社がどのような対応を行うのか、場合によっては既存の多数一般利用者にも関係してくるだけに、注意深く事態の推移を見守りたい。

スポンサードリンク


コメント(Facebook)


▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2016 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー