NTTドコモ、ブログやSNS運営企業に携帯「利用者」の年齢情報を「間接的に」提供へ

2012/05/22 06:40

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年齢確認【NTTドコモ(9437)】は2012年5月21日、同年6月1日以降、利用客が新規契約などの手続きをした場合や利用客からの自己申告があった場合、その携帯電話の「主たる利用主」の氏名・生年月日の情報を新たに取得すると発表した。そして今後CGM(Consumer Generated Media、利用者が内容を創って行くメディアのこと。ブログやソーシャルメディアなど)提供会社運用の「年齢情報に対応したサービス」を利用する際に、利用客からドコモがあらかじめ取得した年齢情報を「利用客からの同意の上」、運用会社に提供する取り組みを開始する(【発表リリース】)。


今回ドコモが新たに情報を取得するのは、契約者では無く「携帯電話を主に利用する人」の氏名と生年月日。未成年者が携帯電話を利用する際、契約手続きや支払いなどの観点から、「契約者は保護者」「利用実態は子供が主たる利用者」という事例も少なくない。今件の情報取得により、実際の利用者の年齢情報をドコモ側は把握できることになる(携帯本体の契約者「以外」が主な利用者の場合、利用者自身の氏名・生年月日を確認できる本人確認書類の提示が必要)。

そしてドコモはCGMサービスの提供会社に対し、提供会社が運用する「年齢情報対応サービス」に利用者がアクセスしようとした際、「利用者の同意の上」「その利用者が、指定年齢に適応した年齢か否か」(設定年齢以上か未満か「のみ」で、氏名や生年月日、満年齢の情報そのものは提供されない)を提供する。

ドコモは今回の取り組み開始により、「未成年の利用客がより安心・安全にサービスを利用できるようになる」と説明している。

なお年齢情報のCGMサービス提供会社に対する提示は、すでにauやソフトバンクモバイルが実施しているが、NTTドコモが行うのは今回が初めてとなる。

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