全国清涼飲料工業会、夏の飲料自販機節電対策・業界自主取り組みを発表

2012/05/27 19:30

節電にて販売中清涼飲料水業界の業界団体である全国清涼飲料工業会は2012年5月17日、昨年に続き今年の夏期においても、業界として自主的に節電対策に取り組んでいくことを表明した。以前から取り組んできた節電協力内容に加え、「冷却機能の輪番停止」などの節電対策を検討していくとしている([発表リリース])。

↑ 屋内設置型の自動販売機は24時間消灯体制にある
↑ 屋内設置型の自動販売機は24時間消灯体制にある

先の震災、さらには「それ以前からの」省エネへの動きを受け、飲料自動販売機においてはこれまでも7月-9月の夏期は、最も電力消費の多い時間帯である午後1時-午後4時までの間は冷却機能を停止していた。また屋内設置型の自動販売機は24時間消灯を行い、積極的な節電協力を実施していた。今夏においては節電の協力が必要な地域・期間・時間帯において、各自動販売機の設置先である自販機オーナーの理解を前提に、「冷却機能の輪番停止」などの節電対策を検討し、それにより政府要請の節電目標に協力するとしている。

今夏においては【関電管轄に15%節電「要請」…今夏電力需給対策発表】にもあるように5月18日の時点で電力需給対策が発表され、各電力管轄の夏期における節電施策・対策・目標が打ち出されたが、それより前に素案としてたたき台的な案件が提示されていた。17日の時点で全国清涼飲料工業会が行った今件発表は、正式発表に先駆けた、たたき台を元にした対策発表となる。

※参考:電力管轄別・政府からの節電要請
・北海道……-7%(計画停電準備あり)
・東北……無し(自主的)
・東京……無し(自主的)
・中部……-5%
・北陸……-5%
・関西……-15%(計画停電準備あり)
・中国……-5%
・四国……-7%(計画停電準備あり)
・九州……-10%(計画停電準備あり)

先の【日本コカ・コーラ、夏季の自販機を輪番冷却停止でピーク時15%節電へ】にあるコカ・コーラ各社、アサヒ飲料、サントリーなどの動向は、この要請に従った動きと見られる。工業会で公知された具体的な追加施策は「冷却機能の輪番停止」のみであるが、各社のリリース・動向を見る限りではそれぞれ昨年実施した節電施策に加え、「ヒートポンプ式自販機」の導入加速化など、さらなる節電対策を自主的に推し進めている。

昨年の資料を確認すると、電力使用制限令発動前の6月30日には節電が求められていた電力管轄内における飲料自動販売機の節電対策(輪番冷却機能停止・一部自販機の販売休止)を終えたと公知している([東京電力管轄内作業終了リリース]など)。今夏は数字目標ありの管轄が7つ、数字目標は無いが自主的節電が求められている管轄が2つと、沖縄電力管轄以外の全管轄での節電要請がなされているため、昨年以上の大規模な範囲での対応が行われることになる。

なお昨年の節電時の資料素材によると、冷却停止時において温度が多少上がっていた場合、飲料が噴出することがあるという。そのため「開栓は少し待ってからゆっくりと開けてお飲み下さい」との注意がなされている。今夏の自販機にも同様の注意書きがなされるはずだが、留意しておくことにこしたことはない。

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