シャープと大阪府立大学、タブレット教科書の実習実験開始

2012/06/15 06:40

タブレット機で勉強【シャープ(6753)】は2012年6月14日、公立大学法人大阪府立大学(大阪府立大学)と共同で、大学の先進的教育・学習環境の構築に向けた共同事業の一環として、大阪府立大学総合リハビリテーション学部の4年次生を対象に、タブレット端末を活用した電子教科書の実証実験を同年5月より試験的に導入、6月から本格的に開始したと発表した。同年11月までの予定で生徒・教員合わせて90人を対象とし、教科書・参考書を電子化した上でタブレット端末に搭載、授業などで活用していく(【発表リリース】)。

↑ 今回の実証実験で使用されていると思われる企業向けタブレット端末RW-T110
↑ 今回の実証実験で使用されていると思われる企業向けタブレット端末RW-T110

今回の発表資料には具体的な利用端末名の記載は無く、単に「シャープ製タブレット端末(AndroidTM 2.3、タッチパネル対応10.1型液晶)」とのみある。仕様などから勘案するに、今年3月に発売された企業向けタブレット機【RW-T110型機】と思われる。

今実験の対象となる総合リハビリテーション学部の学生は、臨床実習の際に多くの教科書・参考書籍を持ち歩く必要がある。そこで今回、これらの教科書・参考書を電子化して収録したシャープ製のタブレット端末を学生に貸与し、臨床実習において積極的に活用し、電子教科書の実証実験としてのデータを取得する。

収録された教科書・参考書籍は次の通り。

理学療法学専攻教科書 9冊(2社)、作業療法学専攻教科書 15冊(3社)、栄養療法学専攻教科書 12冊(4社)

各学科作成の「実習の手引き」、日本食品標準成分表2010 文部科学省のHP公表参考資料、日本人の食事摂取基準(2010年版)厚生労働省のHP公表参考資料

これらについて、XMDF方式で収録したとのこと。

シャープでは今回の実験に際し、教科書の閲覧したいページをすばやく表示したり、重要な箇所にマーカーやしおりを挿入できるなど、電子教科書ならではの特徴を被験者に体験してもらい、活用における問題点なども幅広く検証。その上で今後の取り組みに向けて、あらゆる可能性を検討していくとしている。

今後の電子書籍分野の展開を考えれば、このような実証実験は有意義に違いない。できれば他の状況下(大学だけでなく高校や義務教育課程、さらには学習塾など)での検証も行って欲しいものだ。


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