小田急電鉄、災害時に飲料を無償提供する自動販売機を設置開始・全駅設置を目指す

2012/06/28 12:00

災害時対応飲料自動販売機小田急電鉄は2012年6月25日、小田急線の各駅に災害時対応飲料自動販売機の設置を進めると発表した。大規模自然災害発生時に発生しうる「帰宅困難者」「帰宅難民」対策として、運転再開待ちの利用客に無料の飲料提供を可能とするもの。すでに5月から一部の自販機の置き換えを終えているが、最終的に小田急線全駅での設置を目指すとしている(【発表リリース】)。

↑ 小田急線の駅に配された災害時対応飲料自動販売機
↑ 小田急線の駅に配された災害時対応飲料自動販売機

今回発表された自動販売機「災害時対応飲料自動販売機」は、万一の大規模地震などの自然災害発生時に利用客が帰宅困難となった場合、自動販売機の設定を変更することで、運転再開を待つ利用客に飲料の無償提供を可能とするもの。(駅係員によって)設定を変更することで、自動販売機内飲料の駅係員による無償配布が可能となる。

小田急線ではこの「災害時対応飲料自動販売機」を、すでに新宿駅に4台、町田駅に1台設置済み。今後は逐次設置台数を増やし、最終的に同社全駅への設置を目指すとしている。

普段から一定量の商品が収められている自動販売機は、広範囲に配置されている特性もあわせ、コンビニ同様に緊急時のデポ(物品の貯蔵庫。今件ではむしろ軍事的用語としての兵站、補給処に近い)としての立ち位置にも注目されている。実際今件の小田急電鉄だけでなく、災害時には自販機の中の飲料を無料で提供できる機能(フリーベンド機能)が配される自販機も少なくなく、先の東日本大地震・震災でも使われた事例がある(【災害時には飲料が無料!災害対応型自販機(All About)】)。

「災害時対応飲料自動販売機」は多分に通常型の自動販売機と比べて、初期投資・ランニングコストなどの点で、運用側への負担もかさむことが考えられる。一方で「災害時対応」とすることで、自動販売機の存在意義が高まることにも違いは無い。今件の導入促進は減災の観点からも、高く評価できるというものだ。


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