豚レバーを生で食べない・食べさせないよう消費者と店舗に厚生労働省が注意喚起

2012/10/05 06:45

厚生労働省厚生労働省は2012年10月4日自治体に対し、豚レバーを生食することの危険性について周知し、関係事業者に対して必要な加熱を行うよう指導すると共に、消費者に対しても過熱して食べることを注意喚起するよう要請したことを発表した。先日生食用牛レバーの販売が禁止されたことに伴い、「代りに豚レバーを食する店舗がある」旨のあおり的報道がなされたことを受けての注意喚起となる(【発表リリース】)。

↑ 今件「豚レバー生食を止めるよう・提供しないよう要請」に関する報道映像(公式)
↑ 今件「豚レバー生食を止めるよう・提供しないよう要請」に関する報道映像(公式)(現時点で動画は削除されています)

【厚生労働省発「牛レバーを生食するのは、やめましょう」】などでも伝えているが、厚生労働省では2012年7月から食品衛生法に基づき、牛のレバーを生食用として販売・提供することを禁止した。これは牛のレバーを安全に生で食べるための方法がないため、もし生で食べると、腸管出血性大腸菌による重い食中毒の発生が避けられないことを理由とするもの(今後研究などが進んで「安全に食せる方法」が見つかれば、規制の緩和などが行われる可能性はある)。

この規制に関連し、対象外となった(そして牛の生レバー同様にリスクの高い)豚のレバ刺しを代替品として販売する店舗が登場、それを半ばあおる形で報道が行われており、問題視されている(【発表リリース】【日本SPF豚協会サイトQ&A「SPF豚肉は生で食べられるのでしょうか?」】などを参照のこと)。

このような状況に対し厚生労働省側では今回の注意喚起で「豚レバーを加熱せず喫食すると、E型肝炎のほか、サルモネラ属菌及びカンピロバクター・ジェジュニ/コリなどの食中毒のリスクがある」とした上で、都道府県などに対し、豚レバーを生食することの危険性について周知し、関係事業者に必要な加熱を行うよう指導するとともに、消費者に対しても加熱して食するよう注意喚起するよう要請を行った。

中には「自己責任だから別に良いではないか」「規制は圧政だ」との意見も一部に見受けられるが、牛生レバーも今回の豚生レバーも、問題視されるレベルのリスクがあるからこそのもの(「自己責任」云々も、必ず周囲に迷惑をかけるという事実があり、単なるワガママを肯定するための詭弁でしかない)。くれぐれも慎んでほしい。

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