「ストレート麺」巡り日清食品がサンヨー食品に提訴

2012/12/04 06:30

三層太ストレート麺製法【日清食品ホールディングス(2897)】とそのグループ会社日清食品は2012年12月3日、同日にサンヨー食品及びその子会社の太平食品工業を相手方とし、サンヨー食品の一部製品について、特許権侵害訴訟を大阪地方裁判所に提起したと発表した。日清側では今訴訟において、特許権(特許第4381470号)の侵害行為の差し止め、及び2億6652万円の損害賠償を請求している(【発表リリース】)。

↑ 日清ラ王 背脂濃コク醤油 / 旨味豚コク味噌のビジュアルイメージ。「三層麺製法」に「ストレート製法」「太めん製法」を合わせた「三層太ストレート麺製法」を用いている
↑ 日清ラ王 背脂濃コク醤油 / 旨味豚コク味噌のビジュアルイメージ。「三層麺製法」に「ストレート製法」「太めん製法」を合わせた「三層太ストレート麺製法」を用いている

↑ 特許情報の公開図面と事例写真
↑ 特許情報の公開図面と事例写真

【日清食品内解説ページ】などによれば、「ストレート製法」とは、従来製造効率を高めるためにウェーブを付けざるを得なかった麺に対し、湯戻し時に麺同士がきれいにほぐれ、喫食時に真っすぐになる即席麺の大量生産を可能とする技術。滑らかな麺の「のどごし感」を味わえるのがポイントで、2008年にどん兵衛の天ぷらそばや麺職人に採用されて以来、そばやうどんなど、本来真っ直ぐであるべき麺に活用されている(特許公報発行は2009年12月9日)。特殊な切刃カッターを用いて特定の方法で形成・積層させるのがポイントで、既存の製造ラインを極力活かし、特殊な添加剤を使わないのも特徴の一つ。

今回の訴訟で日清側は、サンヨー食品側が展開している以下の商品において、麺の形状が今特許の製法で出来る麺の形に類似しており、特許権を侵害していると主張している。

「サッポロ一番 オタフクお好みソース焼そば」(カップ)
「サッポロ一番 塩カルビ味焼そばレギュラー」(カップ)
「サッポロ一番 ちゃんぽん」(袋)
「サッポロ一番 ちゃんぽん5個パック」(袋)
「サッポロ一番 ちゃんぽん どんぶり」(カップ)
「サッポロ一番 麺の力 中華そば 醤油味」(袋)
「サッポロ一番 麺の力 中華そば 醤油味5個パック」(袋)
「サッポロ一番 麺の力 ちゃんぽん」(袋)
「サッポロ一番 麺の力 ちゃんぽん 5個パック」(袋)
「サッポロ一番 麺の力 ちゃんぽんどんぶり」(カップ)
「サッポロ一番 麺の力 中華そば 醤油味どんぶり」(カップ)

そしてかねてからサンヨー食品側と交渉を続けてきたが、解決には至らず、今回の訴訟に至ったと説明している。

サンヨー食品側では現在公式サイト上に今訴訟の関連情報の記載は無く、コメントは確認できていない。

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