ハフィントン・ポスト、朝日新聞と共同で日本語版を来春開設へ

2012/12/15 08:00

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ハフィントン・ポスト朝日新聞は2012年12月14日、アメリカのニュースサイト【The Huffington Post(ザ・ハフィントン・ポスト)】を運営するザ・ハフィントン・ポスト・メディアグループと基本合意を交わし、同サイトの日本版を立ち上げる計画を発表した。専用の合弁会社を日本国内に設立し、2013年春のサービス開始を目指す(【発表リリース】)。


↑ The Huffington Post(ザ・ハフィントン・ポスト)
↑ The Huffington Post(ザ・ハフィントン・ポスト)

The Huffington Postはメディアコメンテーターとして知られているアリアナ・ハフィッングトンを中心とするブロガーグループが投稿して記事を構成する、ブログ記事集約型ニュースサイトとして2005年にスタート。著名な政治家や俳優などまでが参加し、ブログの集大成的なニュースサイトとして知名度を上げ、さらに購読者が意見を交換できるコミュニティとしても成長している。寄稿するブロガー数は4万人以上。また、ダイナミックなサイズの画像を多用するのも特徴で、インパクトのあるビジュアルは、読者の目を引きとめるアクセントにもなっている。

【AOLがHuffington Postを買収。しかもHuffington Postの創業者をAOLのコンテンツ統括者へ】にある通り昨年AOLに買収され、組織体制が少々変化。また【Huffington Post、iPad上で週刊誌を創刊へ】の通りモバイル分野にも積極的に展開中。現在では月間4600万人近い利用者を有し、アメリカ版以外にイギリス・カナダ・フランス・スペイン・イタリアの各国版が展開中。

今回はそのHuffington Postの日本語版の登場ということになるが、「ニュースに基づき専門家やユーザーが活発に意見を交わす、新しい形のフォーラムが日本に誕生します」との説明から、アメリカ版などと同等のスタイルが踏襲されることが予想される。しかし現時点では日本版に関する詳しい説明は一切なく、詳細は不明。

今件は第一報で、日本での合弁会社の詳細や、日本国内版のスタイルなどは未発表。他方、(自称・他称も合わせ)識者によるブログ形式での記事を集約した形のニュースサイトは、すでに【BLOGOS】【All About】などが日本国内では知られている。Huffington Postの日本語版の詳細はもちろんだが、競合しうるサイトの動向、そしてネット上の既存メディア(特に新聞やテレビ局のニュースサイト、ポータル系サイト)の今後の動きも合わせ、気になるところだ。

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