ICカードで1円単位の運賃導入…つくばエクスプレス、4月から運賃値上げ

2013/12/29 09:00

つくばエクスプレス(TX)を運営する首都圏新都市鉄道は2013年12月19日、2014年4月からの消費税率引上げに伴い、TXの旅客運賃の改定を実施するため、同日に国土交通大臣宛に旅客運賃変更認可申請を行ったと発表した。平均改定率は2.855%。普通旅客運賃における初乗り運賃はICカード乗車券の場合165円、その他の場合170円となる(【発表リリース:消費税率の引上げに伴う運賃の改定申請について-1円単位運賃の導入-】)。

↑ 料金改定後の大人普通旅客運賃表
↑ 料金改定後の大人普通旅客運賃表

つくばエクスプレスは東京・秋葉原駅と茨城・つくば駅を結ぶ鉄道路線。秋葉原へ通じる鉄道路線の一つとして、また踏切が存在しない路線として知られている。関東地方の主要幹線では歴史が一番浅く、列車内無線LANの実装をはじめとした多種多様な近代的設備が整備されていることでも有名。

今回の値上げ申請は来春の消費税率引き上げに伴い、税率引き上げが実施される2014年4月1日から消費税相当分を運賃に転嫁するためのもの。注目すべきはその料金体系で、定期料金は一系統でこれまで同様だが、普通旅客料金の場合、切符などによる利用とICカード(PASMOなど)利用で料金が異なる二系統を導入する。

これはICカードを利用した場合、1円単位の端数料金徴収が可能になることから行われるもの。例えば初乗り運賃が現行160円から普通切符利用の場合170円になるのに対し、ICカードで乗り入れれば165円と5円ほどお得になる。会社側ではこれについて「ICカード利用の普及に伴い」と説明し、ICカード向けに別途料金体系を用意するだけの普及率が確認されているのと共に、さらなるICカード普及の促進のためとしてる。

上記運賃表から逆算してみれば分かるが、改定後のIC普通料金は現行運賃に1.0285714を乗じ(÷1.05×1.08)消費税率をそのまま上乗せしたもの、普通料金はその金額の1ケタ台を切り上げしたものとなっている。そのため、例えば現行700円の場合のように、IC普通料金と普通料金で変わりがない部分もある。

端数料金の導入はICカード普及ならではの話ではあるが、合理的ではある。今後似たような事例を随所で見かけるようになるだろう。またTX側ではICカードの利用促進のため、チャージ金額の低廉化などの取り組みを予定しているとのこと。こちらも気になる話であり、続報に期待したいところだ。


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