移動レストラン列車こと「東北エモーション」、今秋東北地方で運行開始

2013/02/07 20:45

東北エモーションJR東日本は2013年2月5日、移動機関としての列車ではなく、乗ること自体が目的となる列車づくりの一環として、新しい列車「Tohoku Emotion(東北エモーション)」を創設し、運行すると発表した。デザインに長けたインテリア空間の中に多種多様な「食」の場を設け、列車全体を「移動するレストラン」として運用する。列車そのものはキハ110系車両を改造したもので3両編成、座席は48人分。外観は「デザイン、食、アート」をテーマとして、列車全体に「レストラン」をイメージできるデザインを採用する予定(【発表リリース】)。

↑ Tohoku Emotion(東北エモーション)外観イメージ。現在検討中のイメージイラストであり、実際のものとは異なる
↑ Tohoku Emotion(東北エモーション)外観イメージ。現在検討中のイメージイラストであり、実際のものとは異なる

JR東日本では新しい鉄道の未来を切りひらく取り組みの一つとして、単なる移動手段ではなく、列車に乗ること自体が旅行の目的となるような列車づくりを進めている。すでに運行中の「POKEMON with YOU トレイン」「SL銀河鉄道」(2013年度冬以降に釜石線で運行開始)に続き、今回「東北エモーション」を新しい列車の旅のスタイルとして提案する。

今列車は「地域に生きる」を考えの主軸に置き、東北地方に広がる伝統や文化を発見・体験できるサービスを提供することにより、観光利用の拡大による東北復興の支援と地域の活性化に貢献する意味合いも兼ね備えている。「日常から解放される」旅行としてだけでなく、「新しい東北を感じられるデザイン」「食やアート、景色」を堪能でき、「乗る」こと自体が目的となる列車を目指す。

特に「食」においては「全席レストラン空間」とした車両とするなど重点が置かれており、いままでの列車食サービスの枠を超えた「食事の時間」を提供する。具体的には

●ライブキッチンを中心とした「全席レストラン」の空間
↑ ライブキッチンイメージ。現在検討中のイメージイラストであり、実際のものとは異なる
↑ ライブキッチンイメージ。現在検討中のイメージイラストであり、実際のものとは異なる

・1両をコンパートメント個室席(28名)、1両をオープンダイニング席(20名)、1両をライブキッチンスペースとする予定。
・ライブキッチンスペースでは利用客の目の前で調理(調理内容については現在検討中。ライブ調理については提供メニューの一部となる予定)している様子を見ることができ、料理を味だけでなく視覚でも楽しむことで、旅行の思い出のひとつに加えられるような時間を提供する。
・列車内のインテリアデザインは、東北の「アートや景色」に出会える空間とする予定。

とのこと。また食事そのものについては「地元や地域の食材」を積極的に活用した内容を予定している。

運行開始は2013年秋以降の予定で、運行線区は東北エリア(当初は八戸線)、臨時列車として土休日やゴールデンウィーク、夏休み、年末年始期間を中心に年間150日程度の運行を予定している。

いわば「食堂列車」「移動レストラン列車」的な趣を持つ今列車だが、列車内の食事が一つの楽しみであること、日常から離れた場での(特に多人数での)食事が特段の美味しさと印象深い時間を演出することを考えれば、非常に魅力的な内容といえる。どのような外装・内装が実体として出来上がるのか、提供されるサービスの具体的内容も合わせ、続報が待ち遠しい。

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