東急電鉄などが田園都市線で「昇降スクリーン式ホームドア」試験運用を実施

2013/03/06 09:45

昇降スクリーン式ホームドア東京急行電鉄(東急電鉄)と日本信号は2013年3月5日、国土交通省の鉄道技術開発費補助金を活用し、現在日本信号が開発を進めている「昇降スクリーン式ホームドア」(以下「本ホームドア」)の試験運用を、同年夏頃から田園都市線つきみ野駅下りホームで実施すると発表した。安全性や実用性、耐久性などを確認し、改善のための検証データを集め、実用化を目指す(【発表リリース】)。

↑ 昇降スクリーン式ホームドアのイメージ(上は下降時、下は上昇時)
↑ 昇降スクリーン式ホームドアのイメージ(上は下降時、下は上昇時)

本ホームドアは約10メートル間隔で設置した柱間に張られたワイヤーロープが列車の到着・出発に合わせて昇降するタイプ。扉数の異なる車両が混在している路線への導入やシンプルな構造とすることで、導入コストの低減を目指している。今回の試験運用では、より実用化を意識した検証を実施するために両社で協議し、ホーム全長約200メートルに設置する予定。

本ホームドア開発には東急電鉄が協力しており、今回の試験運用もその一環。実証実験の中で安全性、実用性、耐久性などを確認し、両社で各種性能の評価および実用性の検証を実施。さらなるホーム上の安全性向上や今後の展開の可能性について検討していく。

従来のホームドアはドア開閉部分が固定され、ドアそのものは横に開くスタイルのもの。この形状ではホームと列車の間を行き来できる場所が限定されてしまうため、ドアの間隔が異なる列車では該当ホームが利用できない弱点があった。今回開発された本ホームドアでは、ドアが開く方向を左右ではなく上下とすることで、列車のドアの間隔に左右されることなく、利用することができる。

なお、本ホームドアのように「上下開閉式」のホームドアはJR西日本でも開発が進められている(【ホームからの転落防止に「通せんぼロープ」とな?】)


↑ 今件東急電鉄と日本信号のものではないが、概念的にはほぼ同じ、JR西日本が開発している。
↑ 今件東急電鉄と日本信号のものではないが、概念的にはほぼ同じ、JR西日本が開発している。【直接リンクはこちら】

概念的にはほぼ同じだが、JR西日本のものはロープを付けた柱そのものを持ち上げて客の行き来が出来るようにするのに対し、本ホームドアでは柱は固定されシャッターのようにロープが上下して客の行き来を可能とする。仕組みの点で微妙な違いがあり、興味深い。

運用が開始されれば、逐次現地での利用報告がなされるはず。展開開始を心待ちにしたいところだ。

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