【更新】警視庁が 「振り込め詐欺」の新しい名前を募集

2013/03/22 06:55

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振り込め詐欺警視庁は2013年3月21日、いわゆる「振り込め詐欺」(振り込み詐欺)という名称が犯罪実態を的確に表現できていないことから、新名称を公募すると発表した。同年4月10日までの応募で、優秀作品3点の作者には記念品が贈呈されることになる([発表リリース:「振り込め詐欺」の新名称募集について:警視庁])。



↑ 東京都文京区の広報ニュース。本富士警察署による振り込め詐欺撲滅キャンペーンが詳しく伝えられている。
↑ 東京都文京区の広報ニュース。本富士警察署による振り込め詐欺撲滅キャンペーンが詳しく伝えられている。【直接リンクはこちら】

「振り込め詐欺」は実態として約7割が現金を手渡しによりだまし取る犯行で、「(ATMなどを用いて現金を)振り込め詐欺」という名称が犯罪の実態を的確に表現できていない。また振り込め詐欺は、被害者を不安にしてパニックに陥らせることで犯人のコントロール下に置く犯行ともいえる。そこで今回警視庁では、被害者をパニックに陥れることを直感的に理解できる新たな名称案を公募することとなった。

新名称の必要要件は次の通り。

・現金をだまし取る方法が振り込みに限らないことが理解できること
・被害者を不安にしパニックに陥らせるものであることが直感的に理解できること
・高齢者にも理解できる語句を用いること
・公序良俗に反しない表現であること

応募は郵送(ハガキに新名称(複数可)、新名称の趣旨、応募者の住所・郵便番号・名前・電話番号、氏名公表の可否・不可の場合はペンネームも。宛先はリリース参照(警視庁の調査分析担当))、またはツイッター(ハッシュタグに「#振り込め詐欺新名称」を付けた上で、新名称と新名称の趣旨をつぶやく)。締め切りは2013年4月10日(消印・送信)分まで。警視庁犯罪抑止対策本部で審査の上、優秀作品3点を選出し、同年4月下旬頃に警視庁ウェブサイトやツイッターなどで発表される(優秀作品がただちに振り込め詐欺の新名称に採用されるわけではないことに注意)。

「振り込め詐欺」の実態を簡潔に表し、しかも高齢者にも分かりやすい文言となると、一筋縄ではいかない感はある。もし「これはイケる」と実感できる言い回しを思いついたら、ハガキで応募するなり、ツイッターでつぶやき、応募してみよう。


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