ローソン、レジ横商品のフライ物の油をヘルシーオイルに変更

2013/03/26 09:45

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ローソンの揚げ物ローソンは2013年3月25日、同年3月26日から同社店舗(ローソンストア100、ナチュラルローソンを除く)において、店内調理に使っているフライオイルをいわゆる「ヘルシーオイル」に切り替えると発表した。同オイルはコレステロールをゼロと表記できる(5ミリグラム未満/100グラム、飽和脂肪酸比率15%以下)のが特徴(【発表リリース】)。


↑ ローソンのフライ物(イメージ、2011年当時)
↑ ローソンのフライ物(イメージ、2011年当時)

ローソンでは1979年から店内にフライヤー(フライ物を揚げる調理機器)を設置し、フライドフーズなどの店内調理商品を販売すると共に、フライオイルの改良を重ねてきた。今回、全店舗に新たに導入するフライオイルでは、構成要素となる油(ハイオレキャノーラ油、コーン油、パームオレイン油のブレンド)の配合比率を見直している。

同社のフライオイルでは元々動物性油脂に比べて飽和脂肪酸とコレステロールの含有量が少ない植物油を使用しているが、今回は植物油の中では比較的多く飽和脂肪酸を含むパームオレイン油をできるだけ減らした配合比率に変えることで、コレステロール・ゼロ(コレステロール5ミリグラム未満(100グラム中)かつ、飽和脂肪酸比率15%以下)と語ることができるようになった。飽和脂肪酸は、とりすぎると悪玉コレステロールを増やす要因のひとつといわれており、適度な摂取が求められている油で、健康に配慮している人には気になる成分の一つ。

↑ 店頭イメージ
↑ 店頭イメージ

また他にもフライオイルにはビタミンEを配合。これにより抗酸化作用を持つビタミンEを配合した「栄養機能食品」でもあるヘルシーオイルと名乗れるようになった。なおヘルシーオイルで調理したフライ物自身がコレステロールゼロ、栄養機能食品になるわけではないので注意が必要。また調理を行うことで商品そのものに含まれる脂肪分がフライオイルに溶け出すため、各成分・比率はあくまでも新油時の状態での話。

同社ではこのリリースに合わせ、「直近2年間(2011年1月-2013年1月)で揚げ物惣菜の売上が約3.2倍に伸びている」「主婦層からの評判が高いが、家庭で揚げる手間がかからず、手軽に購入できる点で受けている」など、フライ物の堅調さを裏付けするデータを開示している。今回のヘルシーオイルの導入により、さらに評判を高めることだろう。


■関連記事:
【ローソンのレジ前惣菜置き場が本格的なものになってた件について】

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