ファミリーマート、サークルKサンクスなどで相次ぎ住民票などの交付サービスを開始

2013/04/09 09:45

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デジタルフルカラー複合機ファミリーマートは2013年4月8日、同社店舗が順次設置している「デジタルフルカラー複合機(MX-3610DS)」で、自治体証明書交付サービスを同年秋をめどに順次展開すると発表した。またサークルKサンクスも同日、同様のサービスを同年5月から順次開始すると発表している。これらのサービスにより、住民基本台帳カードを用いることで、該当端末で住民票の写しや印鑑登録証明書などが取得できるようになる(ファミリーマート発表リリース、サークルKサンクス発表リリース)。


↑ コンビニにおける証明書の交付イメージ(地方自治情報センターの解説ページから)
↑ コンビニにおける証明書の交付イメージ(地方自治情報センターの解説ページから)

ファミリーマートとサークルKサンクスの導入概略は次の通り。

●ファミリーマート
・デジタルフルカラー複合機を利用。端末設置は2013年6月末に完了見込。
・2013年秋をめどに順次展開。
・対応自治体の住民基本台帳カードを利用することで、住民票の写し・印鑑登録証明書・戸籍証明書・戸籍附票の写し・税の証明書を取得できる(自治体により提供サービス、交付手数料は異なる)

●サークルKサンクス
・マルチコピー機を利用。2013年5月から順次、専用カードリーダーの取り付けを行い、サービスに対応。
・対応自治体の住民基本台帳カードを利用し、交付手数料を支払うことで、住民票の写し・印鑑登録証明書(全実施自治体)、戸籍証明書・戸籍附票の写し・税証明書(一部自治体のみ)を取得できる。

【セブン-イレブンでの「住民票の写し」「印鑑登録証明書」発行サービス、7店舗でスタート】(2010年2月)や【コンビニにおける証明書等の交付(コンビニ交付)(地方自治情報センター)】の解説にもある通り、住民基本台帳カードを利用してコンビニ内の情報端末で住民票などの交付サービス(行政サービス)を受けられる仕組みは、セブン-イレブンが先行して行っていた。今回、ファミリーマートとサークルKサンクスがこれに加わることで、対応する店舗・領域が広がり、さらに便宜性が高まることになる。

また現時点で公式の導入リリースは発せられていないが、ローソンでは2013年4月5日付で行政交付サービス復旧のお知らせの公知を行っている。それによると、

全国のローソン店舗に設置されているマルチコピー機にて「住民票の写し」「印鑑登録証明書」等を取得できる行政交付サービスの開始を、4月4日(木)より17都府県34市区町村のローソン468店舗にて予定しておりましたが

(中略)

本日4月5日(金)早朝より、該当店舗全店でのサービスの提供を開始させていただきました。今後4月末までに全国のローソン店舗約1万店で、順次サービスを開始する予定です。

とあり、4月5日から先行する形で試験導入が成され、4月末までには全国展開が行われる模様。それまでには正式なリリースが発せられると考えられる。

特定の職種、業務を持つ人は別として、自分の住民票の写しや印鑑登録証明書などが必要となる場面はあまり多くない。それだけに、そのたびにわざわざ役所などに足を運ぶのは面倒なのも事実。住基カードを取得しておくことで、コンビニでもこれらの書面を取得できるのなら、ありがたい話ではある。そしてコンビニもますます「コンビニエンス(便利)ストア(店)」として地域社会に密着した存在となっていくに違いない。


■関連記事:
【住民基本台帳カードを作ろう】(2007年10月)

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