マクドナルドが新しい地域別価格を導入・一部店舗で先行検証開始

2013/04/19 09:45

このエントリーをはてなブックマークに追加
マクドナルド日本マクドナルドは2013年4月18日、同年4月19日から新しい地域別価格の導入について、一部店舗での先行実証実験を開始すると発表した。最終的には9区分に分割した地域別に個々の価格帯で商品を提供するもので、49店舗で先行実施する。検証結果をもとに、全国店舗への導入を行う予定(発表リリース)。


マクドナルドではすでに多くの商品について定価を全国で一律にすることなく、地域、具体的には都道府県別を基本とした6区分制の地域別価格帯を導入している。新商品の価格発表の際、例えば「290円-320円」のように固定価格ではなく価格帯で行われるのは、地域によって実売価格が異なるため。このスタイルは2007年から導入されている。

今回発表されたのは、その地域別価格の区分について、都道府県を考慮せず9区分(予定)とし、「より各地域の需要に即した価格で商品をご提供することを目的」(原文ママ)とするもの。この仕組みの本採用に先行し、4月19日から大阪23店舗、岐阜10店舗、茨城7店舗、宮城9店舗の計49店舗で、実証実験として新しい地域別価格帯系を導入することになる。

↑ 実証実験で用いられる新価格帯の一例
↑ 実証実験で用いられる新価格帯の一例

上記実例の中には新旧価格帯で同一値幅のものがあるが、これは全体的な上下価格が同じだけの話で、個別店舗では価格が変動している場合がある。発表された限りでは、ハッピーセットは上下幅が10円引き下げられたものの、複数の商品で引き上げられている。

別記事にもある通り、同日付でマクドナルドでは一部商品に関して価格の変更(多くは値上げ)の導入をしている。どのような結果が出るかは今後の検証次第だが、大きな変化が訪れることに違いはなさそうだ。

このエントリーをはてなブックマークに追加

スポンサードリンク


関連記事


▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2020 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー