五千円札のリニューアル実施へ…サイズや模様は変わらず、指で触って分かりやすくなるように

2013/04/27 10:00

五千円札のホログラム部分財務省と日本銀行、国立印刷局は2013年4月26日、目が不自由な人にとって日本銀行券(お札)をより使い易いやすくするため、現在発行している五千円札の改良、日本銀行券の券種識別機能を持つスマートフォンのアプリ開発と無料配布、券種の識別機器の開発・情報提供と、計3つの施策を行うと発表した。五千円札の改良は2014年度前半をめどに順次発行を開始する予定(財務省発表リリース「日本銀行券の券種の識別性を向上させるための取組みを実施します」)。


↑ 日本銀行券の券種識別機能を持つアプリの稼動状況(開発中版)。公式動画。
↑ 日本銀行券の券種識別機能を持つアプリの稼動状況(開発中版)。公式動画。【直接リンクはこちら】

今回発表された施策は、目の不自由な方が日本銀行券をより使い易くするためのもの。一つ目は五千円札の改良で、表面左下に貼付しているホログラムの透明層(光沢性のある透明シール)を拡大するとともに形状を変更する。この改良は、ATMなどの現金取扱機器への影響を最小限に抑えつつ、ホログラムの透明層の触感がその他の印刷面と異なることを利用して、券種の識別性を向上させる取組み。なお五千円札の寸法、模様などを変更するものでは無い。

↑ 五千円札の改良イメージ。ホログラム部分が変更される
↑ 五千円札の改良イメージ。ホログラム部分が変更される

また現在国立印刷局が日本銀行券4券種(現在発行中のもの。千円札、二千円札、五千円札、一万円札)の識別機能をスマートフォン(現時点では対応機種の明記無し)のアプリケーションとして開発中。これを日本国民に対して無償で提供する。上記動画にある通り、アプリを稼働させてお札に向けると画像認識を行い、お札の券種を読み上げてくれるというもの。今年中に開発を終え、配信開始予定。

さらに国立印刷局では現在発行されている日本銀行券4券種の券種識別のための専用簡易機器のモデルを開発中。今夏完成予定で、完成後は当該モデルについて民間企業などに対し情報提供を行う。

今回の施策の肝となる五千円札のホログラム部分の変更は、既存のものが一万円札と五千円札で同じ形状であることから、識別しにくい現状なのを改善するためのもの。

↑ 一万円札と五千円札のホログラム部分
↑ 一万円札と五千円札のホログラム部分

主にシニア層などで今後増えることが予想される、視力が減退した人にはありがたい施策といえる。同時に今件のニュースに絡み、「五千円札が新しい寸法、模様となる」との偽情報を流し、詐称行為が行われる可能性もある(上記にある通り、寸法や模様の変更は無い)。十分に注意してほしい。

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