高校生の映画料金1000円に値下げ、6月からTOHOシネマズで実施

2013/04/27 14:00

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高校生の映画料金1000円に値下げシネコン(シネマコンプレックス、複合映画館)の最大手、TOHOシネマズは2013年4月26日、高校生の観賞料金を現在の1500円から1000円に変更すると発表した。同年6月1日からの実施。期間限定の施策ではなく、現時点では恒久的なものとなる。同社が運営する全国58劇場とお台場シネマメディアージュが対象。なお3D観賞料金は別途必要(発表リリース)。



↑ 高校生の料金を1000円にするとの告知映像。TOHOシネマズマガジン公式映像。
↑ 高校生の料金を1000円にするとの告知映像。TOHOシネマズマガジン公式映像。【直接リンクはこちら】

現在同社映画館での観賞料金は一般1800円、大学生・高校生は1500円、中学生・小学生は1000円、幼児やシニアも1000円。その他、例えば毎月1日は一律1000円(ファーストデイ)などの割引サービスも行われている。今回行われる値下げは、高校生を対象としたもので、観賞料金を現行の1500円から1000円に引き下げる。

今回の値下げに際しTOHOシネマズ側では、「若者の映画ファンを育成し、将来の映画人口の増加に貢献していきます」とコメントしている。割引開始のタイミングもあえて夏休み前なことから、夏休みの来場を大いに期待している感はある。また、若年層に的を絞ったのは、単に映画人口の増加だけでなく、将来の映画ファン育成の思惑もあるものと考えられる。

1年前の調査だが【映画料金、どこまで下げれば鑑賞回数は増えるか】によれば、映画料金について1000円に値下げをすると、観賞回数が大幅に増加するとの期待が出来る。一方で値下げにより客単価が減るため、売り上げ減少の懸念もある。

↑ 映画料金値下げによる鑑賞回数の変化(1800円からいくらに変わったら)(過去1年間の映画館での映画鑑賞本数別)(再録)
↑ 映画料金値下げによる鑑賞回数の変化(1800円からいくらに変わったら)(過去1年間の映画館での映画鑑賞本数別)(再録)

パソコンやスマートフォンでの動画視聴に慣れ親しんでいる高校生が、今回の値下げでどこまで映画館に足を運ぶようになるのか、今後の動向に注目したい。


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【過去一年間の映画館での映画観賞者4割強、若年層ほど多い傾向】

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