【画像追加】「もやしもん」連載、1月22日発売の「モーニングtwo」で終了へ

2013/12/30 11:35

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菌と意思疎通が出来る主人公を題材にした石川雅之先生による漫画作品「もやしもん」について、同先生が2013年12月30日にツイッター上において、2014年1月22日発売の「月刊モーニングtwo」2014年3月号掲載分をもって連載を終了することを明らかにした。描き下ろしの4コマ漫画を自身のツイッターアカウント上に掲載し、表明している(【石川雅之先生のツイッターアカウント】)。


↑ 連載終了を告知する4コマ漫画の最終コマ、告知メイン部分(掲載許諾済み)
↑ 連載終了を告知する4コマ漫画の最終コマ、告知メイン部分(掲載許諾済み)

「もやしもん」は2004年から2013年の途中までは隔週刊漫画誌「イブニング」にて、それ以降は「月刊モーニングtwo」(8月号以降)で連載している漫画。肉眼で菌を見ることが出来るだけでなく、意思疎通も図れる不思議な能力を持つ主人公・沢木直保の「某農大」におけるキャンパスライフを描いている。主人公の能力や修学している大学の関係から菌周りの話が多いが、食生活を中心に衛生環境、さらには社会文化へもスポットライトが当てられ、学習漫画的な要素も持ち合わせている。二度のアニメ化、さらにはテレビドラマ化も果たされ、関連アイテムやゲームなども多数展開している。

今回の「連載終了告知4コマ」では、作品が10周年を迎えることを伝えると共に、現在発売中の連載誌「モーニングtwo」2月号にも記載されていないとした上で、「1月22日発売のモーニングtwo3月号で、もやしもんは最終回となる」ことを伝えている。さらに石川雅之先生はこの4コマによる公知に続く形で

「もやしもんは目立たないながらも沢木のお話なのですが、自分の中では『沢木の1年生のお話』という考えして、次号のモーツーで沢木は2年になります。僕はそれ以降のお話を用意していませんのです。159話、全13巻という中途半端さもまたもやしもんっぽいのかなと」

と言及し、先生自身の意図による幕引きであることを説明している。

その上で、現時点ではその最終回の下書きが一両日中に終了し、年明けからペン入れに入ること、沢木自身が主人公になる回であり、読者諸氏にも納得してもらえる内容であると述べている(概して「もやしもん」では沢木が主人公でありながらも沢木から見た周辺キャラクタの挙動がメインで、沢木自身が話の中心となることは無く、「観察者」的な立場だった)。

読み応えのある作品がまた一つ幕を閉じるのは、まことに残念な話ではある。有終の美を飾ることになるモーツー3月号の買い逃しが無いよう、ファンはくれぐれも気を付けてほしいものだ。


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※2013.12.30.16:30
画像掲載許可が出ましたので、告知部分を掲載します。また先生のブログでは全編を見ることが出来ます(【及川と蛍からのお知らせ】)。そちらでもご確認ください。


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