ファミリーマート、調剤薬局事業企業と相次ぎ提携・コンビニ+薬局の新形態店舗構築を推進

2013/05/02 15:00

提携ファミリーマートは2013年5月1日、 調剤薬局事業などを行うメディカルシステムネットワークとの間で調剤薬局にコンビニエンスストア機能を付加した新たなビジネスモデルの構築に向けて、業務提携契約を締結したと発表した。また同日、調剤薬局のファーマライズホールディングスとの間に、コンビニと薬局の機能を兼ね備えた新タイプの店舗フォーマットを構築しインフラ・ノウハウを相互活用する包括提携契約を締結したと発表している(メディカルシステムネットワークとファミリーマートとの契約リリース、ファミリーマートとファーマライズホールディングスとの契約リリース)。

今回ファミリーマートとメディカルシステムネットワークとの間に締結されたのは「調剤薬局にコンビニエンスストア機能を付加した新たなビジネスモデル」の構築。両社の経営リソースを有効活用し、「医薬品ネットワークサービス」と「コンビニエンスストア・フランチャイズパッケージ」を一元化した新しいフランチャイズパッケージを共同で開発する。第一段階としてメディカルシステムネットワークの調剤薬局内でファミリーマートの機能を付加した一体型店舗を実証実験として展開し(第一号店は今年の夏に開店予定)、ビジネスモデルを確立。その上で個人経営をはじめとする全国の調剤薬局をターゲットに、フランチャイズ展開をしていく。

またファミリーマートとファーマライズホールディングスとの間に締結されたのは「コンビニの利便性と薬局の専門性を兼ね備えた、新しい店舗形態の構築」を目指すためのもの。こちらも第一号店は今夏に開店予定。

それぞれの契約締結で展開される店舗形態の具体的様相(ビジュアルも含め)は明らかにされていないが、中小規模の調剤薬局を対象にコンビニ機能を付加し、「調剤も可能な一歩先行くコンビニ」的な店舗のフランチャイズ展開を模索しているものと考えられる。ファミリーマートでは先月4月にもドラッグストア4社と似たような形態店舗のための契約を取り交わしており(【ファミリーマートがドラッグストア4社と提携・新形態の店舗展開を模索】)、同社がこの方面で大きな注力をしていることが分かる。

薬事法をはじめとする薬販売を取り巻く周辺環境の変化、コンビニ利用客の年齢層拡大とシニア層の利用増加、コンビニが地域社会(特に地方、なかでも過疎地域)の生活拠点としての重要性を増しつつあることを見れば、コンビニでの薬の購入需要が増加しているのは明らか。普通のコンビニでは購入できない調剤系の薬を内包・隣接する調剤薬局で買えるようになれば、便宜性は飛躍的に高まり、コンビニ・調剤薬局双方の付加価値は確実にアップする。同じような主旨でセブン-イレブンやローソンも調剤薬局大手と共同出店を進めており、このスタイルは今後コンビニにおける一つのトレンドとなりそうだ。

今後同社がどのような店舗展開を推し進めていくのか。夏以降具体化する実証実験店舗に注目したい。

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