ファミリーマート、移動コンビニ「ファミマ号」を南相馬ボランティア活動センターに展開
2013/05/14 22:00



↑ 移動コンビニの営業イメージ
ファミリーマートでは復興庁福島復興局からの要請に基づき、東日本大地震・震災による津波被害のために現在もなお一時休業しているファミリーマート南相馬小高店の駐車場で、2012年6月から移動販売車による営業を展開している。今回は同じ南相馬市で災害復興支援ボランティアに携わる人たちの活動拠点となっている「南相馬ボランティア活動センター」(南相馬市小高区役所前)でも営業を開始し、スタッフの生活サポートにあたることとなった。
同車両は5温度帯の販売設備を搭載した3トントラックで、おむすび、弁当、飲料、菓子、日用品など300種類ほどの商品を品揃えしている。また専用の発電機を搭載しており、エンジンを停止しても営業が可能。さらに電子レンジや電気ポット、手洗い場も搭載している。会計はハンディレジを2台用意。現金あるいは楽天Edyのみの会計で、ファミマTカードは使えない。
現在ファミリーマートでは今件も合わせ11台(3トン、2トン、軽自動車の3タイプ)・13か所での移動販売車を営業に当たらせている。中には今件同様、宮城県気仙沼市と岩手県陸前高田市のように、1台が複数個所を担当する事例もある。

↑ ファミリーマートで現在運用中の移動販売車一覧
先日もミニファミ号が展開を開始したばかりで、この5月はファミリーマートにおいて相次ぎ2件の移動コンビニが営業を開始したことになる。元々「何でも屋」の色合いが強く、地域密着性を考慮したサービスを提供するコンビニは、移動式の店舗としてはうってつけの業態。今後も需要とコストを勘案しながら、社会の要請に応えつつ、その領域・規模を広げていくのだろう。

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