駅ホーム歩行中の携帯電話操作などに注意・りんかい線が注意喚起

2013/06/04 09:45

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プラットフォーム事故0(ゼロ)運動啓蒙ポスター東京・新木場駅と大崎線を結ぶ鉄道「りんかい線」は2013年6月3日、携帯電話をはじめとする携帯情報端末を操作しながら駅のホームを歩行することに対する注意喚起を行った。これは定期的に展開されている「プラットホーム事故0(ゼロ)運動」の一環で、鉄道利用者に対してプラットホーム上での列車との接触、駅ホームから線路への転落への注意と、危険な時には非常停止ボタンを押すことに関する啓蒙を目的としている(発表リリース)。


↑ プラットフォーム事故0(ゼロ)運動啓蒙ポスター
↑ プラットフォーム事故0(ゼロ)運動啓蒙ポスター

元々鉄道の駅ホームでは泥酔者による転落・電車との接触事故が後を絶たず、当局側でも対策会議を開催し、鉄道事業者各社により共同での啓蒙事業が行われていた。特に年末年始は飲酒の機会も多いため、そのような状態での事故に気を付けるよう、同時期でのキャンペーンも実施されていた。

一方で、携帯音楽端末、携帯電話、携帯ゲーム機などの携帯情報端末の普及により、それらの操作に夢中になるあまり、歩行の最中に列車との接触やホームからの転落のリスクも増加傾向にある。この事例は泥酔者の場合と異なり、一年を通して発生しうるため、期間を限定しない形での啓蒙が求められる。今回も主に泥酔者を対象とした年末では無く、6月から公知されたのもそれが一因。

特に携帯電話や携帯ゲーム機の操作をしながらの駅ホームでの歩行は、手による操作と目による確認を同時に行うため、注意がその行動に集中し、歩行の際の周辺確認がおざなりになりやすい。自分では安心、問題ないと思っていても、知らずのうちに危ない場所に足を踏み入れていたり、ふとしたはずみで転落してしまいそうになった時の「とっさの対応」が遅れてしまいかねない。

鉄道利用者にとっては何気ない、普段の情景でのワンシーンかもしれないが、十分以上に注意してほしいものだ。

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