「孤独のグルメ」のポスターが特別コンテンツの窓口に…番宣ポスターとスマートフォン連動の実証実験を京王電鉄などが実施
2013/07/11 06:55



↑ ポスターのビジュアル。左が「孤独のグルメ Season3」、右が「たべるダケ」
コンテンツの配信は、リコー開発によるクラウドサービス「Clickable Paper(対応アプリケーション:RICOH TAMAGO Clicker)」を採用。あらかじめこのアプリケーションをスマートフォンなどにダウンロードしておいて、「孤独のグルメ Season3」「たべるダケ」の番組宣伝ポスターをクリック(撮影)すると、それぞれの番組に関連するコンテンツを楽しむことが出来る。
具体的な内容としては、番組予告やポスターの撮影風景など、番組本編では観られない、そして番組視聴そのものがさらに楽しくなる「メイキング映像」など。配信コンテンツは毎週変更される予定。
ポスターそのものは京王線・井の頭線の全駅(69駅)に貼り出される予定。さらに新宿駅、明大前駅、吉祥寺駅などでは大型ポスター板にも掲載される。
今回のプロモーションで使われるリコーの「RICOH TAMAGO Clicker」は、同社の独自画像認識技術「リコービジュアルサーチ」を用いている。この技術により、二次元バーコードなどを利用せずに、雑誌やポスターなどの紙媒体上の情報をサーバー上の関連情報と参照させ、該当・リンケージされている情報を各端末に提供するというもの。より自然な形で広告を作れる他、利用者側がコンテンツを求めて撮影する際に、特定か所(二次元バーコードのある場所)にまで接近する必要が無いため、利用ハードルが下がり、より多くの人の利用が望めることになる。

↑ 以前に展開された「RICOH TAMAGO Clicker」とAERAの共同企画のプロモーション映像。同アプリの利用スタイルが良くわかる。【直接リンクはこちら:RICOH TAMAGO Clicker x AERA English】
京王電鉄とテレビ東京ではすでに昨年秋の時点で、京王井の頭線1編成に導入した車両ビジョンにおいて、テレビ東京が制作するオリジナルニュースや情報番組を放送するなどで連携を実施。今回の実証実験はそれに続く取組みとなる。ポスターを介したコンテンツ提供がどこまで利用されるのか、そして番組の公知と魅力アップにどれほどの効果を生み出すのか、実験の実働状況が気になるところだ。

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