レンジでチンして作る即席カップカレーライス、日清から登場
2013/08/07 09:45



↑ 日清カップカレーライス ビーフカレー(写真は中辛)
日清食品ではインスタントカレー市場が2010年度以降前年割れが続いている状況に対し、新機軸の商品を導入することで新しい需要を喚起し、市場の活性化を模索。今回の「日清カップカレーライス ビーフカレー 甘口/中辛/辛口」の開発・発売と相成った。同社ではすでに「日清GoFan」を皮切りに、インスタントラーメンに続く第二の柱的商品の創生を目指し、電子レンジ調理の即席カップライス商品を展開してきたが、今回はそれらの技術とインスタントラーメンの技術を応用し、ラーメンに並ぶ国民食として愛されている「カレーライス」を即席カップライスとして商品化した。
これまでのインスタントカレーは、「ライス」と「カレールー・具材」を別々に調理しなければならなかったが、今件商品では「日清カップヌードルごはん」と同様のボックス型容器(レンジ対応のPP(ポリプロピリン)に紙を巻いたもの)を採用。ライス、カレールー、具材を直接容器に入れているため、水を入れて電子レンジで調理するだけの「簡単調理」で 「煮込んだカレーライス」が完成する。
味はビーフカレーをベースとし、具材はダイスミンチとポテト、ニンジン。そしてタマネギとニンジンの甘みを加えた「甘口」、スパイスの香りが特徴の「中辛」、赤唐辛子と黒こしょうの辛さがアクセントの「辛口」の3種類の辛さで展開されることになる。

↑ 日清カップカレーライス ビーフカレー・商品パッケージ
日清食品からの電子レンジ調理による即席カップライス商品には、ラーメンや焼きそば、うどんなどの味わいを楽しめるご飯物が次々と展開されているが、ご飯以外にルーそのものがご飯と共に提供されるのは今回が初めてとなる。「煮込んだカレーライス」が実際にはどのような状態で完成するのか、そして味わいはいかなるものとなるのか、気になる点は多い。また、今件商品が成功裏にセールスを上げることになれば、類似系の派生商品(例えばチキンカレーなど他種類のカレーだけでなく、ハッシュドビーフやシチューの類)の登場も期待できる。
発売は約一か月先の話となるが、元々カレーは好みとする人が多い料理なだけに、気になる人も多いに違いない。
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