ファミリーマートでもおでんの本格展開開始
2013/08/15 14:00



↑ つゆだくおでん・専用ページのイメージ画像
コンビニの秋冬メニューの定番として中華まんと共に良く挙げられる「おでん」だが、昨今では盆休み前後の気温が下がり始める時期以降から、積極的な展開をはじめる事例が増えて来た。今回のファミリーマートにおける、この時期での「おでん」本格展開発表も、その動きの一つ。
同社ではおでんを「つゆだくおでん」と呼んでいるが、今年度では「定番商品のおいしさ向上」「創作系おでんの発売」「ちょいたしスープのバラエティ化」「利用シーンにあわせた各種割引セールの実施」と4つのポイントを掲げている。
例えば「定番商品のおいしさ向上」の場合、「厚揚げ(絹)」なら食感がなめらかな「絹豆腐」を使用しているが、今年は豆腐本来の美味しさを追及して豆乳の割合を増やすことで、より大豆の美味しさを感じられるような仕立てている。また「焼きちくわ ぼたん」は原料である魚の種類や配合の比率を変更して、しっかりとした弾力があり、歯切れのよい食感にしている。

↑ 厚揚げ(絹)(上)と焼きちくわ ぼたん(下)
「創作系おでんの発売」では、第一弾として10月1日から「ごぼうの肉巻き」(税込105円)を展開。これは縦に細く切ったごぼうを豚ばら肉で巻いたおでんダネで、ファミリーマート独自のもの。第二弾も10月末に発売予定とのことで、この創作系ダネの展開により、他社との差別化を図るという。

↑ ごぼうの肉巻き
また、利用客が自分の好みに合わせて味をカスタマイズできる「ちょいたしメニュー」について、現在「キムチチゲスープ」「コンソメ&ブラックペッパー」の2種類のスープ、「からし」「柚子こしょう」「みそだれ」の薬味が用意されているが、「とろろこんぶ」を10月上旬に導入する。これにより相性の良い大根やおでんうどんをより一層味わい深いものとすることができる。
今回のファミリーマートのおでん本格展開開始宣言により、コンビニ大手3社すべてで早くもレジ横・前におでんが立ち並ぶこととなった。時期的にはまだ暑い日々が続いているが、少々早めの味わいを楽しむのも乙なものではある。

スポンサードリンク
関連記事