地域別から商圏別に細分化・一部店舗でハッピーセット値下げなど…マクドナルド、新価格設定モデル導入

2013/09/10 14:25

日本マクドナルドは2013年9月10日、同年9月13日午前5時から、新しい価格設定モデルを全国の同社店舗に導入すると発表した。現行では都道府県別の6区分であった地域別価格を、商圏別に9区分に細分化する一方、100円台の商品ライン「バリューピックス」などは価格を据え置く。導入理由について同社では、競合優位性の維持と向上が目的としている(【発表リリース:新しい価格設定モデル導入につきまして】)。

リリースによれば同社の普遍的な競合優位性は、利用客に対して「最高のお得感と高い利便性を提供すること」にあると説明している。今回の新価格設定モデルの導入も、そのお得感・利便性を維持・向上することで、競合優位性をより強固なものにするためとのこと。

今回の価格設定モデルについては、客数、客単価、販売構成比のシミュレーションを行い、利用客の価値認識を向上すると共に、ビジネスパフォーマンスを向上していくための最適化の結果として導き出されたものと説明。いくつかの商圏店舗で今年4月から実証実験を行い、その上で今回全国への導入となったとしている。

公開された限りでの「新価格設定モデル」は次の通り。

・都道府県別の6区分だった地域別価格を、商圏別にきめ細かく9区分に細分化(具体的な区分、区分毎の価格は未発表)。

・100円台の商品ライン「バリューピックス」(【マクドナルドで低価格商品の価格改定と「バリューピックス」メニューの導入】)や、390円からの「マックランチ」のような人気を博しているメニューについては価格を据え置き。

・約300店舗においてハッピーセットを値下げ(2012年末で全店舗数は3280店)。

・今回価格調整の対象となるのは全体の40%未満。

・今回の調整による商品販売構成比変化をシミュレーションした結果、売上への影響は1%程度の見込み。

値上げされうる商品に関する言及は皆無だが、「ビジネスパフォーマンスを向上」との文言もあるため、一部商品の価格値上げは行われるものと考えられる。

普段マクドナルドを使っている人にとっては、自分の行きつけの店舗でどのような価格変更が行われるかが気になるところだが、今件リリースをはじめとしたウェブサイト上の公開情報では確認が出来ない(そもそもこれまでの地域別価格設定でもチェックは不可能だったが)。直接店舗に足を運び、現時点での価格を記録した上で、導入開始後にあらためて把握するしかない。

今回の新価格設定モデルの導入は、日本マクドナルドの社長が原田泳幸氏からサラ L.カサノバ氏に変わってからの、初めての大規模な施策となる。しかし基本的な部分はすでに前任の原田氏の元で骨組みが組まれており、カサノバ氏はその全国展開における陣頭指揮を執る次第。この価格設定モデルが思惑通りの効果を生み出すか否かについては、今後の同社の業績動向に現れることだろう。

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