エジプト・ナイル川西岸で未知の岩窟墓、早大エジプト学研究所が発見

2014/01/06 16:15

壁画早稲田大学広報室広報課は2014年1月6日、同大学のエジプト学研究所がエジプトにおいて、保存状態の極めて良い岩窟墓(岩山の斜面に掘りこまれたお墓)を発見したと発表した。今墓はこれまで未発見だったもので、古代エジプト新王朝ラメセス朝時代のものと推測される(【発表リリース:早稲田大学エジプト学研究所が、エジプトで未知の岩窟墓を発見】)。

↑ 被葬者コンスウエムヘブ(中央)と妻に息子が捧げ物をしている場面
↑ 被葬者コンスウエムヘブ(中央)と妻に息子が捧げ物をしている場面

今件岩窟墓は、早稲田大学エジプト学研究所(所長・近藤二郎文学学術院教授)が、エジプト・アラブ共和国南部のルクソール市対岸(ナイル川西岸)で調査中に発見したもの。色鮮やかな美しい壁画が描かれた保存状態の極めて良い墓で、これまでその存在は確認されていなかった。また描かれている壁画や碑文から、古代エジプト新王国ラメセス朝時代(前世紀1300年頃から1060年頃まで、第19王朝から第20王朝)のものと推定されている。該当する墓の被葬者は「ムウト神殿の醸造長」の称号を持つコンスウエムヘブなる人物。

今回発見された岩窟墓は極めて保存状態がよく、このような状態で新たに発見される例はほとんど無いことから、学術的にも非常に価値の高いものとされている。今回の発見は、早稲田大学エジプト学研究所が、2007年12月以来実施している、新王国第18王朝(前世紀1550年頃から1300年頃まで)アメンヘテプ3世時代の高官ウセルハト墓(テーベ岩窟墓第47号)の第7次調査中になされたものと説明している。

早稲田大学広報室広報課では今件の詳細について、追って発表すると説明している。エジプト考古学に興味関心のある人は、続報を心待ちにしよう。


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