目指せ納豆かき混ぜ424回・魯山人提唱の納豆かき混ぜを手軽に追及するマシン「食の極み『魯山人納豆鉢』」タカラトミーアーツから発売

2014/01/07 16:45

このエントリーをはてなブックマークに追加
タカラトミーアーツは2014年1月7日、納豆を美味しく作ることを目的とした納豆のコク製造マシン「食の極み『魯山人納豆鉢』」を同年2月6日から発売すると発表した。価格は2200円(税別)。本体サイズは120×175×90ミリ。電池不要(【発表リリース:あの美食家の愛した“究極に美味しい納豆の作り方”を追求するマシン食の極み『魯山人納豆鉢』2/6(木)新発売!】)。


↑ 食の極み『魯山人納豆鉢』と各パーツの名前
↑ 食の極み『魯山人納豆鉢』と各パーツの名前

タカラトミーではこれまでにも「おかしなシリーズ」「スマート飯」など、身近な食品に一工夫を加えることで、より楽しく、美味しくいただく手助けをする商品を数多く開発、展開してきた。今回登場する「食の極み『魯山人納豆鉢』」は、納豆がターゲット。食通としても知られる稀代の芸術家「北大路魯山人」が提唱したと言われている、「納豆を究極に美味しく食す方法」を手軽に再現できるものをとの意図で開発された。

今商品では本体に納豆をセットし、ハンドルを回すと倍速で納豆が攪拌(かくはん)され、手軽に美味しい納豆ができあがる。「納豆はかき混ぜるほどに旨くなる」という魯山人の教えを元に、納豆が最も美味しくなるかき混ぜ数を検証し、424回という回数を設定。ハンドルを回すとギアの回転数がカウントされ、しょう油を入れるベストなタイミング(305回)や完成のタイミング(424回)で、本体のフタが自動的に開く仕組みとなっている。なお「424回も回転させるのは面倒くさいし時間がかかる」という人もいるかもしれないが、倍速ギアが用いられているため、約1分半でかき混ぜは終了するとのこと。

↑ いわゆる「魯山人モード」。あらかじめ設定されている回数だけ回さないとふたが開かない
↑ いわゆる「魯山人モード」。あらかじめ設定されている回数だけ回さないとふたが開かない

説明によるとこのプロセスを経て出来上がった納豆は、大豆のコク(濃厚感)が強く感じられ、しょう油が豆によく絡み、まろやかな味になるという。また数字的なデータとして【味香り戦略研究所】の協力のもと科学的に調査したところ、味覚センサーの試験の結果、混ぜていない状態と比較して、攪拌が済んだ状態ではコク成分が9%増しになることが実証されたという。また「おかめ納豆」などを展開するタカノフーズからも、その味にお墨付きがもらえたとしている。

タカラトミーアーツでは今後、タカノフーズの全面協力のもとで、納豆の美味しさが一層引き立つ「食の極み『魯山人納豆鉢』」を使った、独自の納豆レシピを紹介していくとしている。

魯山人による「納豆を美味しくいただくためのかきまぜ回数」は400回前後であるとの話はよく耳にする。「424回」と固定されると、何だか科学的な感があり、リアリティを覚える一方、色々と複雑な気分になるのは否めない。ただし、今商品ではその回数で無いと完成させてもらえない(ふたが開かない)「魯山人モード」以外に、利用者自身が好きな回数だけかきませられる「我流モード」が用意されており、自分の好みと納豆の種類に合わせ、ベストの回数を探求することができるため、抜かりはない。

↑ 自分の好きな回数でかき混ぜるモードもある
↑ 自分の好きな回数でかき混ぜるモードもある

妙なこだわりを体現化するタカラトミーアーツの調理器具シリーズだが、今件は食する人にとっては利用頻度が高いアイテムとして、注目に値する。果たしてどこまで実用性の高いものとなるのか、魯山人の名前を語るだけの旨味を利用者に呈してくれるのか。発売が待ち遠しいところだ。さらに納豆だけでなく、他にも流用できそうな感を覚えるのは当方だけではあるまい。


■関連記事:
【プッチンプリンを冷凍して食べる専用キット、タカラトミーアーツから登場】
【自宅で極上の泡が楽しめる「ソニックアワー」、タカラトミーから4月25日発売】
【ご飯を詰めて持ち運び・スティックのりのような「スマート飯(はん)」発売】
【「明治エッセルスーパーカップ」をオリジナルアイス化するトッピング作成器「おかしなまぜまぜエッセルスーパーカップ」登場】
【「ガリガリ君」専用かき氷製造機「おかしなカキ氷ガリガリ君」登場】


(C)T-ARTS

このエントリーをはてなブックマークに追加

スポンサードリンク


関連記事


▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2020 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー