食パン、コロッケ、チョコレート…ファミマプレミアム拡大へ

2014/01/11 14:30

ファミリーマートは2014年1月10日、同社のプライベートブランドの中でも高品質に分類される「ファミマプレミアムシリーズ」の商品展開ジャンルを拡大し、ラインアップを強化していくと発表した。食パン部門では初の同シリーズ「ファミマプレミアムデニッシュ食パン」(250円、税込)など、計6種類を同年1月14日以降順次展開していくことになる(【発表リリース:ブリトー発売30周年記念商品「ブリトースペシャル　ロースハム＆マッシュルームソース」を新発売！】)。



↑ ファミマプレミアム 生チョコレート
「ファミマプレミアムシリーズ」とはファミリーマートのプライベートブランド食品のうち、通常より品質が高い商品達を対象にしたジャンル名。2012年に発売されその質の高さから人気を集め、一時的に品切れ状態が続いた「ファミマプレミアムチキン」がきっかけとなり、ジャンル化されている。素材、製法、姿かたちの3つの視点からこだわりを持ち、「一番身近な専門店」をキャッチコピーにしており、専門店レベルの本格的なメニューを家庭からもっとも近い(と自負する)コンビニのファミリーマートで楽しんでほしいという、半ば提案商品的な食品達でもある。

今回は同シリーズでは初の食パン部門の商品となる「ファミマプレミアムデニッシュ食パン」をはじめ、商品展開の分野を拡大。既存分野の商品にも追加を行うことで、さらなる品ぞろえの充実を図ることになる。


今回はトリュフやフォアグラといった高級食材を続々投入したラインアップで、つい目が留まる品々となっているが、その一方で新部門での展開となる「デニッシュ食パン」にも注目が注がれる。

コンビニ大手ではセブン-イレブンにおけるプライベートブランドの高級食パンの成功で、他社による類似分野の商品への投入が相次いでおり、それだけこの分野での高級品に対する需要があったことを示唆している。今回の「デニッシュ食パン」ではバターや生クリームを配合し、通常の食パンよりも長時間かけてじっくりと配合させた生地をていねいに焼き上げており、「ファミマプレミアム」ならではのこだわりを見せた一品に仕上げられている。

「サンドツナ野菜ミックスサンド」が新たに加わるサンドイッチは好評のようだが、同じパン系統のベースでもある食パンで、どこまで利用客のハートをつかむことができるのか。今回登場する新商品群の中では「デニッシュ食パン」こそが、もっとも注目したい一品といえよう。


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