トレインチャンネルで乾燥度合を知らせる「空気カラカラ指数」と「GREEN DA・KA・RA」のCMを連動放映へ

2014/01/12 09:00

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空気カラカラ指数情報JR東日本の広告関連子会社であるジェイアール東日本企画は2014年1月10日、同年1月13日からトレインチャンネルで空気の乾燥状態を表す「空気カラカラ指数」情報を放映すると発表した。広告主はサントリー食品インターナショナルで、広告内容は「GREEN DA・KA・RA」の商品告知。同年1月26日まで、山手線、中央線快速、京浜東北・根岸線、京王線、埼京線の一部編成上で展開される(【発表リリース:トレインチャンネルで空気カラカラ指数情報を放映】)。


↑ 空気カラカラ指数情報
↑ 空気カラカラ指数情報

「トレインチャンネル」とはJR東日本の首都圏内路線区で、通勤用電車内に配されている液晶ディスプレイ上に映し出されるデジタルサイネージ。企業広告とニュースや天気予報、占いなど各種情報番組を提供し、興味を引き付ける映像メディアとなっている。なお厳密には2台並んでいるディスプレイの左側がトレインチャンネルで、右側は電車の運行状況などを知らせる告知モニタである。

今回トレインチャンネルで放映されるのは、一般財団法人日本気象協会が発表する空気カラカラ指数。言葉の定義そのものは日本気象協会の公式サイト上などで見つけることが出来なかったが、空気の乾燥度合を「ほぼ安心」「注意」「警戒」「厳重警戒」など多段階で区分し、冬における乾燥状況によってうがいや手洗い、水分補給の必要性をより強く訴えかけるのを目的としているようだ。

GREEN DA・KA・RA具体的には関東地方の空気カラカラ指数を15秒間放映した後、乾燥に注意しなければならないからという連想性で、「GREEN DA・KA・RA」の商品公知CMを15秒間流していく。「GREEN DA・KA・RA」では夏場だけでなく寒い冬の時期にも乾燥はしやすいことから、(特に子供に対して)水分補給が大切であることを訴えかけるプロモーションを展開しており、「空気カラカラ指数」の展開は商品コンセプトに合った情報提供となっている。

なお情報更新は1日3回。午前7時頃には当日の、午後5時には翌日の、そして深夜ゼロ時には切り替わった日付における当日の、「空気カラカラ指数」の情報へと更新される。

視界に入ればつい目に留め気にしてしまう気象情報と、その気象情報内容に浅からぬ関係がある商品告知を続けて展開するのは上手い切り口。トレインチャンネルの場合、環境上の特性からついじっくりと長見してしまうため、効果も高い。このような公共性の高い情報と商品告知の連動企画が相次いでいるのも、納得出来てしまうというものだ。


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