バス車内・バス停のデジタルサイネージ、茨城県つくば市で実証実験実施

2014/01/24 09:30

バス車内デジタルサイネージマイクロアドは2014年1月23日、デジタルサイネージ技術を用いた地域活性化のための広告ソリューションサービスの開発を行い、同年1月22日に関東鉄道のバス路線を利用し、茨城県つくば市において実証実験を行ったと発表した。場所や時間に合わせて広告内容を切り替えるシステムを導入し、バス車内とバス停にデジタルサイネージ広告の配信展開が行われた(【発表リリース:マイクロアド、バス車内およびバス停へのデジタルサイネージ広告の配信実験を実施】)。

↑ バス車内のデジタルサイネージ
↑ バス車内のデジタルサイネージ

今回試験導入されたデジタルサイネージ広告は、都市圏及びその近郊路線では良く見かけるようになった、電車内液晶パネルを用いた映像広告のバス車内・バス停版。

マイクロアドではデジタルサイネージの幅広い利便性と、同社の技術を駆使し、小規模な地域に最適な広告配信システムを開発、今回の実証実験を実施した。今件取組では、地域商店街の各事業主と地元に密着したバスとを連携させ、新しい収入源の提供、さらには商店街とバスの利用を促す取り組みを実施。また、単に広告収益を還元するだけでなく地域に密着した広告ビジネスモデルを提案することで、地域活性化への貢献も模索していくことになる。

配信先は「バス車内」「バス停」の2種類。「バス車内」ではこれまで紙の掲載が一般的のバス車内に全24面のデジタルサイネージパネル(液晶パネル)を搭載し、ネットワーク経由で広告を配信。独自開発システムで時間や場所に応じて広告を切り替えられるため、走行時刻や停留所に対応する形で周辺の飲食店や不動産物件の情報を流すことにより、学生や社会人など各ターゲットにマッチした内容の広告配信を可能としている。

「バス停」では誰でも簡単に端末を使って広告配信が出来、効果測定も可能な独自のシステムを開発。バス停に設置した大型デジタルサイネージへ広告配信を実施した。広告主となる商店街店舗の事業主は、店舗の状況(本日の入荷商品情報や割引情報など)に応じてリアルタイムに広告を配信でき、消費者に情報をいち早く伝えることが可能となる。また消費者は、QRコードやSMSを使ってその場でクーポンをスマートフォンに保存・取得できるため、バス停が地域情報の集約拠点となる可能性が見出されることになる。

↑ バス停でのデジタルサイネージと広告主向けのインターフェイス
↑ バス停でのデジタルサイネージと広告主向けのインターフェイス

交通公共機関としての電車にデジタルサイネージが展開できるのだから、同じ機関のバスに出来ないはずがない。その発想に基づき、さらに電車よりも地域に密着している特性を活かした広告展開が出来る仕組みは興味深い。またバス停へのデジタルサイネージによる広告展開は、海外では事例を見受けられるものの、国内での積極的な展開は珍しい。

一方、電車と比べると地域密着であるがための、そして車両そのものの乗客数の違いに伴う広告視聴者数の少なさ、ランニングコストの問題など、常用システムとしての実用化には越えねばならないハードルは決して低くない。リリースでも言及されているが、今回の実験結果を踏まえ、どのような広告サービス・交通広告市場を切り開いていくのか。バス関連へのデジタルサイネージがいかなる形で進歩展開するのか、注意深く見守りたい。


■関連記事:
【東京駅丸の内南北ドームと通路に大規模デジタルサイネージ展開】
【池袋駅のデジタルサイネージを動画で観てみる】
【緊急時には対策情報を発信…防災訓練でデジタルサイネージ付き自販機登場】
【都内で展開されている2件のデジタルサイネージをこの目で見てきた】
【緊急地震速報対応型のデジタルサイネージ付き自販機、神奈川県に設置】

スポンサードリンク


コメント(Facebook)


▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2016 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー