「当社もスライスチーズ1枚減らします」森永乳業のチーズ、価格はそのままで内容量削減へ

2014/01/24 07:30

森永乳業 スライスチーズ森永乳業は2014年1月23日、同社が発売している家庭用チーズ商品の一部について、同年3月1日から内容量の変更(削減)を行うと発表した。減量率は最大で12.5%。価格は現行のまま据え置かれ、実質的な値上げとなる。変更理由については原材料の輸入チーズの価格上昇や、国内チーズ用の生乳価格の引上げによるコスト上昇などを挙げている(【発表リリース:家庭用チーズ容量変更のお知らせ】)。

↑ 今回減量されるチーズシリーズ。左からスライスチーズ、切れてるチーズ、細切りチーズ
↑ 今回減量されるチーズシリーズ。左からスライスチーズ、切れてるチーズ、細切りチーズ

今回発表された森永乳業の家庭用チーズ商品の一部減量は、主要輸入国のニュージーランドが干ばつの被害を受けて生乳生産量が減少している他、世界的な乳製品需要の増加、さらには為替相場の影響を受け、輸入原料チーズの価格が高止まりすることが予測されるため。また、穀物相場の上昇に伴う飼料価格の高騰、エネルギーコストの上昇で、国産チーズ向けの生乳価格も2013年4月にさかのぼる形で引き上げられたことも大きな要因となっている。

同社側では物流の合理化や製造コストの低減などコスト削減に取り組んできたが、昨今の情勢では企業内努力の限界に達したものと判断し、今回の実質値上げに踏み切ることになったと説明している。

内容量が変更されるのは次の3シリーズ・11品目。価格に変更は無く、内容量のみが変わる(一部はデザインのリニューアルも実施される)。またそれ以外のチーズに変更は無い。

↑ 今回容量が変更される商品一覧
↑ 今回容量が変更される商品一覧

【世界の食料価格の推移(FAO発表)】の月次データの解説にある通り、乳製品価格は新興国の需要増加(特に中国が著しい)と飼料価格の上昇、一部地域の気候不順などにより、去年初頭から世界的に上昇傾向にあり、鎮静化する気配は無い。またエネルギーコストの増加を筆頭に、国内酪農方面での価格を底上げする要素も多い。

家庭用チーズではすでに先行する形で、雪印メグミルクや明治が値上げ・容量削減を発表しているが、理由はほぼ同じ。上昇幅もほぼ横並びとなっている。今後チーズ愛食家は、食の楽しみがちょっぴり減ることになりそうだ。


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