これは斬新・日清ラ王カップめん、消費税対策で16%「値下げ」へ

2014/01/31 07:00

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日清ラ王日清食品は2014年1月30日、同社の即席めん「日清ラ王」のカップめんシリーズ4商品「日清ラ王 背脂コク醤油」「香熟コク味噌」「淡麗コク塩」「濃熟とろ豚骨」について、同年4月7日からリニューアルした上で値下げして発売すると発表した。現行の237円(税別)から198円(税別)に、約16%ほどの値下げとなる。消費税率引上げに伴う節約意識の高まりに対応するとのこと(【発表リリース:希望小売価格 237円→198円! 新価格でさらなる需要拡大へ!!「日清ラ王 背脂コク醤油/香熟コク味噌/淡麗コク塩/濃熟とろ豚骨」2014年4月7日(月)リニューアル発売】)。


↑ リニューアル後の「日清ラ王」
↑ リニューアル後の「日清ラ王」

「日清ラ王」は「まるで、生めん」のような麺をセールスポイントとしているカップスタイルの高価格帯即席めん。麺そのものを逐次進化させ現在では「3層太ストレートノンフライ麺」を用い、既存のインスタントラーメンには無い、生めんのように美味しさを提供している。さらに厚切りの焼き豚を加え、アクセントとしているのも特徴。

日清食品ではこの4月から消費税率が引き上げられるのに伴い、節約意識が高まり、高価格帯のカップめんの需要が減退する可能性があることに合わせ、原材料費や諸経費など関連コストの全面的な見直しを模索。「日清ラ王」のカップめんシリーズについて、同商品群の特徴である麺の美味しさやボリューム、厚切り焼き豚の食べ応えはそのままにした上でリニューアルし、販売価格を16%ほど引き下げた上で発売することとなった。パッケージにも「新!ラ王始まる お求めやすくなりました」と大文字でキャッチコピーを書き足し、登場感と値ごろ感を強くアピールしている。

現行販売品と比較したところ、リニューアル版は麺の重量に変化はないものの、総内容量が2グラムから10グラムほど減少しており、具材に変化が生じているのが分かる。実際、中身そのものの構成を比較すると、例えば「濃熟とろ豚骨」では現行は「厚切焼豚」「ネギ」「黒キクラゲ」「紅生姜」だったのに対し、リニューアル版では「厚切焼豚」「輪切りネギ」「炒りゴマ」「紅しょうが」。黒キクラゲが炒りゴマに変化している(フタの部分の写真も新しい具材構成にあったものに変更されている)。

具材内容の変更に口惜しさを覚える人もいるかもしれないが、ポイントとなるめんなどに変化は無く、価格が引き下げられるのは消費者にとっては嬉しい話。税込価格で試算すると、現行品が249円なのに対しリニューアル版は214円となり、35円の値下げとなる。愛食者には吉報に違いない。


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