メビウスは20円プラス…日本たばこ産業、消費税率アップで4月1日からたばこ値上げへ

2014/01/31 07:30

このエントリーをはてなブックマークに追加
日本たばこ産業は2014年1月30日、消費税率が同年4月1日から引き上げられるのに伴い、たばこの小売定価改定に関する認可申請を財務大臣に対して行ったと発表した。認可がおりれば同年4月1日から値上げが実施される。値上げ幅は10円か20円。例えばメビウスは410円から430円、ホープは220円から230円となる。一方、「ザ・ピース」など一部商品の価格は据え置かれる(【発表リリース:消費税率引上げに伴うたばこの小売定価改定の認可申請について】)。


今回のたばこに関する小売価格の改定申請は、2014年4月1日より消費税率が現行の5%から8%に引き上げられるのに伴い、その税率引き上げ分を転嫁するためのもの。そのまま一律3%分上乗せすると自動販売機での購入に不便さを覚えるため、ひと箱あたりの値上げを10円あるいは20円とすることで、事業全体での加重平均の小売定価に対し転嫁させ、同時に自販機上の設定変更の手間を最小限に留めさせる。

小売定価改定の申請を行ったのは、紙巻きたばこ全93銘柄のうち92銘柄、かぎたばこ全12銘柄のうち4銘柄、パイプたばこ全7銘柄、刻みたばこ全4銘柄、計107銘柄。ごく一部の銘柄では価格が据え置かれる。

代表的なブランドで例を挙げると、「ピアニッシモ」が440円から450円、「キャスター」「キャビン」が410円から420円、「ホープ」が220円から230円に。「セブンスター」「ピース」が440円から460円に、「メビウス」が410円から430円に引き上げられる。詳細はリリース参照のこと。

同社では財務大臣の認可を受けた上で、2014年4月1日から定価改定を行うとしている。もちろんこれらの定価改定は、自動販売機経由だけでなく、コンビニやスーパーなど小売店経由によるものでも変わらない。1箱あたり10円から20円の引上げでも、毎日1箱ずつ吸えば、(銘柄にもよるが)1か月で1箱分ほどの出費が上乗せされる。愛煙家にはさらに厳しい状況となりそうだ。


■関連記事:
【最大20円...消費税引き上げ後にたばこ値上げの可能性】
【「たばこの値上げは税金分だけじゃなくてJTの取り分もスゴく増加しているキリキリッ」という話について】
【2010年のたばこ値上げで影響を受けた人3割足らず、そのうち禁煙を果たした人は1割強(国民健康・栄養調査2012年版)】
【たばこ税の推移をグラフ化してみる(2013年)(最新)】
【たばこの値上げと喫煙本数の変化の関係】

このエントリーをはてなブックマークに追加

スポンサードリンク


関連記事


▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2020 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー