コレクトコール「106番」来年夏に終了、ドコモも接続を終了へ
2014/01/31 08:00


今回発表された、サービス提供が終了する接続通話サービスは、固定電話が情報伝達・取得の大きな担い手だった時代に、需要に従い展開されていたもの。NTT側の説明によると、携帯電話の普及やインターネットによる情報収集・伝達手段の多様化に伴い、サービスの利用者が年々減少を続け、今後もその傾向に変化は見られそうにないことを受け、終了に踏み切ることを決断したとのこと。
2015年7月31日に終了するサービスは次の通り。「オペレーターが利用者と連絡先をつなぎ、通話終了後に料金・時間を通知する、100番通話」「天災事変などの発生時、登録機関からの非常扱いや緊急扱い通話の申し込みに応じて、オペレーターが一般通話に優先してつなげる、非常扱い・緊急扱い通話(102番)」「通話先による料金負担での通話を望む利用者からの発信を、通話先の支払い承諾の上でオペレーターが受け付けてつなげるサービス、コレクトコール(106番)」「コレクトコールの自動応答版、自動コレクトコール(108番)」「番号案内104番で案内した電話番号につなげるDIAL104」。なおその他のサービス、例えば通常の番号案内(104番)は継続される。
これらのサービス終了に伴い、NTTドコモが提供していた「100番通話」「コレクトコール」も同時期にサービスを終える(現時点ではFOMA・Xi・衛星電話サービス「ワイドスター」「ワイドスターII」で利用可能)。
今回終了が決定したサービスの中で一番知名度が高いのは、おそらく「コレクトコール」。中堅層以降は一度ならずとも利用、あるいは応答した経験はあるはず。時代の流れ、環境の変化による必然とはいえ、寂しさを覚える人も少なくあるまい。
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