日本の食文化を物語と共に提供・イトーヨーカドーで新食品PB「つくるものがたり」展開開始

2014/02/10 15:45

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つくるものがたりイトーヨーカ堂は2014年2月10日、同社が展開しているオリジナルブランド商品「顔が見える食品。」において、新シリーズとなる「つくるものがたり」をイトーヨーカドー約120店舗にて順次販売を始めると発表した。日本の食文化や伝統にスポットライトを当てているのが特徴。当初は豆腐などの日配食品を展開し、今期中には加工食品や調味料など合わせて200品目程度を発売する予定(【発表リリース:イトーヨーカドーオリジナルの新商品誕生!「顔が見える食品。」つくるものがたり 2014年度、デイリー・加工食品等、約200品目を発売】)。


↑ 「つくるものがたり」の一例、「ごろごろ豆大福」の詳細
↑ 「つくるものがたり」の一例、「ごろごろ豆大福」の詳細

「顔が見える食品。」はイトーヨーカドーで展開しているオリジナルの食品ブランド。「日本の農業・畜産業・漁業のお手伝いをしたい」「いい食品はいい環境から」「作り手の思いを大切に」「生産者の方々をもっと身近に」「さらなる安心・安全のために」の5か条を約束として宣言し、野菜や果物、肉、卵、魚、加工品などを展開している。今回発表された「つくるものがたり」は、「顔が見える食品。」の所属ブランドとしての展開となる。

今「つくるものがたり」は、「素材」「製法」「職人の技」にこだわりを見せる食品群。物語性のある「良き食品」を厳選し、消費者に物語を介して食品を紹介・提供していく提案型かつワンランク上の食品ブランドとなる。

【「つくるものがたり」の公式サイト】では主要食品群の紹介を、その食品の製作者のエピソードや食品に対するこだわり、製作工程など多彩な切り口で紹介している。

↑ 手包みたっぷりカレーパンの「物語」
↑ 手包みたっぷりカレーパンの「物語」

この「物語」は公式サイトに掲載されているのを閲覧できる他に、各商品に付記された二次元コードを経由してチェックを入れることができる。

「つくるものがたり」は発売当初は豆腐や豆大福、納豆、梅干しのような日配食品から展開をスタート。今期中に加工食品や調味料などにも対象商品のジャンルを広げ、約200品目の発売を予定。取扱店も拡大し、これらの商品を介して日本の食文化や伝統を伝えていくとしている。

「つくるものがたり」の物語一覧セブン・イレブンの「金の食パン」に代表されるように、昨今のコンビニでは飲食品において、通常の品質に加えてワンランク上の、ちょっとしたリッチ感を楽しめるプライベートブランドが人気を博している。今回の「顔が見える食品。」内における「つくるものがたり」シリーズの展開開始は、この流れに沿うものだと考えられる。加えて各商品に物語性を加味することで、食品に対する愛着や親近感といったプレミア感を付加し、他とは違う高級感と確からしさを提供する切り口と見ることが出来る。

価格は当然通常のプライベート食品と比べるとお高めになるが、高級志向ブランドの確かな品質、しかも作り手が見える食品となれば、中高年齢層を中心とした需要は十分に期待できる。消費者がどのような反応を示し、具体的な需要が生じるのか、今後のラインナップの充実と共に、注目したいところだ。


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