インデックス、商号を4月1日からアトラスに変更しゲーム事業に専念…コンテンツ&ソリューション事業は分離へ

2014/02/18 12:35

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セガは2014年2月18日、同社の100%連結子会社であるインデックスについて、同年4月1日付でコンテンツ&ソリューション事業を会社分割によって分離すると共に、現行会社の商号をアトラスに変更することを発表した。また分離会社名は現商号のインデックスとすることも明らかにしている。セガ側ではこの商号変更、会社分割について、各事業の相互影響効果の創出最大化や、新規事業の展開の迅速化を目指すためと説明している(発表リリース:【連結子会社の会社分割(新設分割)及び商号変更に関するお知らせ】)。


【インデックス、民事再生手続開始(アトラス周りの追記あり)】にもある通りインデックスは2013年6月に民事再生手続きを開始。その後、セガの子会社セガドリームが事業を継承し、名前をインデックスに変更していた。その後、アミューズメント事業部門がセガに事業移管されるなど、セガサミーグループ内での事業再構築が行われていた。今回の会社分割、商号変更も、その流れの一環となる。

具体的には次の通り。現在のインデックスは「デジタルゲーム事業(ゲームなどの企画・開発)」「コンテンツ&ソリューション事業(コンテンツ配信やシステム開発、ネット広告)」の2本柱の事業で構成されている。このうち後者「コンテンツ&ソリューション事業」を4月1日付で分割し、新会社「インデックス」に継承させることになる。一方、現在のインデックスは4月1日付で「デジタルゲーム事業」が残るわけだが、こちらは商号を「アトラス」に変更することとなる。元々アトラスはインデックスの子会社だったが、そのインデックスの直系会社はアトラスとして引き継ぐことになる次第。

(1)「インデックス(ゲーム事業+コンテンツ&ソリューション事業)」

(2)「インデックス(ゲーム事業)」+「(新会社)(コンテンツ&ソリューション事業)」

(3)「アトラス(ゲーム事業)」+「インデックス(コンテンツ&ソリューション事業)」

という流れになる(厳密には(2)と(3)は同時)。なおアトラスの代表者には現インデックスの取締役・杉野行雄氏、新会社のインデックスの代表者には現インデックスの代表取締役副社長・濵田康彦氏が就任する。

これに伴いゲームブランド・メーカー「アトラス」の公式ツイッターアカウントも「ゲームブランド『アトラス』は、2014年4月1日付で、株式会社アトラスとして事業継続をさせていただくことをご報告させていただきます。 これからもご愛顧ご声援の程、よろしくお願いいたします」とコメントしている(【該当ツイート】)。同社の各タイトルのファンは、ひとまず安心しても良さそうだ。


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