エビ高騰でてんや「上天丼」など20日で販売終了・代替メニュー導入へ

2013/10/18 06:30

海老大イカ天丼ロイヤルホールディングスは2013年10月17日付で、同社運営の天丼専門店「天丼てんや」において同年10月20日までに、「上天丼(弁当)」「エビ天そば・うどん」の販売を終了すると発表した。原材料の海老の高騰や円安などが原因と説明している。また代替メニューとして21日から「海老大イカ天丼(弁当)」「野菜天そば・うどん」「海鮮かき揚げ天丼(弁当)」を導入する(【発表リリース:旨みたっぷりの 「播磨灘産 かき天丼」登場】)。

↑ 今回販売が終了する「上天丼」(左)と「エビ天そば」(右)
↑ 今回販売が終了する「上天丼」(左)と「エビ天そば」(右)

今回てんやでは海老系メニューの販売を終了することになるが、その理由について「円安の進行による原材料の高騰」「漁獲量の大幅減少」を理由に挙げている。中でも「海老」に関しては主要な生産国(アジア)において「エビ早期死亡症候群(EMS、Early Mortality Syndrome of Shrimp)」が相次いで発症し、世界的な海老不足が起きており、価格は従来の2倍近い高値が続いているとのこと。てんやで使っている海老(ブラックタイガー)は、ヴェトナムのメコン川河口のマングローブを利用し、稚海老の時から水揚げまで天然(自然)に近い状態で育てる「粗放養殖」で安全・安心に育てているが、EMSが発生している集約養殖の海老(バナメイ種)の減産で海老全体の相場が急騰、つられる形で値が上がっている。

今回のメニュー変更により、「上天丼」と「海老天そば・うどん」(いずれも海老天2本入り)は販売を終了。代替品として海老天が1本入った「海老大イカ天丼(弁当)」(590円、税込)、野菜系天ぷらで占められた「野菜天そば・うどん」(650円、税込)、「海鮮かき揚げ天丼(弁当)」(680円、税込)が新発売となる。

↑ 海老大イカ天丼(左)と野菜天そば(右)
↑ 海老大イカ天丼(左)と野菜天そば(右)

なお国連食糧農業機関(FAO、Food and Agriculture Organization)では2013年5月13日付で、「エビ早期死亡症候群」の原因がバクテリア(人体には感染せず、影響も与えない)によるものとのレポートを発表している(【発表リリース:Culprit behind massive shrimp die-offs in Asia unmasked】)。2009年に症状・被害が確認され、2011年では中国で大きな損害が発生し、2013年ではタイの生産量はEMSにより3割程度減少しているという。FAOをはじめとした各種専門機関のさらなる努力・研究により、ある程度対応は進んでいるが、さらなる状況の改善と相場の安定化を望みたいものだ。

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