鼻に刺す「いびきクリップ」根拠ナシ 公取委員が排除命令

2009/03/17 07:25

「いびきクリップ」イメージ公正取引委員会は2009年3月16日、牛の鼻輪のように鼻につけるだけでいびきを減らすことができるなどとして販売をしてきた「いびきクリップ」「磁力クリップ」において、根拠がないものとして景品表示法違反(優良誤認)にあたるとし、販売元のピップフジモト・ピップトウキョウ・キートロンの3社に対して排除措置の命令を出したことを明らかにした([発表リリース、PDF])。

「いびきクリップ」(左)と「磁力クリップ」(右)
「いびきクリップ」(左)と「磁力クリップ」(右)

公正取引委員会によると3社は2005年10月から2009年1月ごろまで、鼻の穴を仕切る壁「鼻中隔」を刺激することで鼻呼吸を促進し、いびきを軽減するなどとその効用を宣伝。「いびきクリップ」「磁力クリップ」を販売してきた。この商品に対して公正取引委員会側では効用の根拠を求めたが、ピップフジモト・ピップトウキョウ2社は資料そのものを提出せず、キートロンは資料を提示したものの合理的な根拠を示すものとは認められなかった(一部報道では利用者のアンケートはがきなどを提出しただけだったという)。

今回の公正取引委員会の命令に対しピップ側では【コメントを発表】。同社が「裏付けとなる合理的な根拠を示す資料を所持しておらず」資料を提出できなかったことを明らかにしている。一方【キートロン】側では3月17日早朝時点で何の対応も見られず、現時点でも【紹介が行われている】(「1996年に考案、発売」とある)。

これらの「鼻クリップ」、価格が1000円-1500円程度(楽天市場にて)と比較的高価だったこともあり、当方(不破)も何度か利用したことを覚えている。ただ就寝前につけても起きた時には外れてどこかに紛失してしまったり、あまり効果がないようで、いつの間にか使わないようになってしまった(入院後体質が変わったこともあるが)。いずれにせよ、元々根拠がないのに効果があるような表現を用いて商品を販売するのは、それが仮に「擬似薬効果」を狙ったものだとしても、大きな問題。ピップのような著名なメーカーまでもが根拠もナシにこのようなアイテムを販売していたことは、驚き以外のなにものでもない。

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