吉野家で ほぼ全店が 割りばしを 取りやめ樹脂製 切り替え実施へ

2009/03/17 07:35

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割りばしイメージ牛丼チェーンの【吉野家(9861)】は2009年3月16日、ほぼ全店で5月までに割りばしの利用をとりやめ、洗って繰り返し使える樹脂製のはしを導入すると発表した。これまで一部の店舗で先行導入してきたが、これを全国の吉野家のうち約1100店舗に導入していくことになる(【発表リリース、PDF】)。


吉野家では「地球環境に配慮した、森林資源保護と店舗で発生するゴミの削減」を目的とし、これまで一部店舗(一部報道では140店舗)において先行導入の形で割りばしの使用をやめ、樹脂製のリターナブルはしを採用していた。これを今後は一部店舗(競馬場内の店舗など利用者の状況により割りばしを利用しづらいところ)を除き、ほぼ全1100店舗に導入していくことになる。この導入によって、年間では原木換算で約1万4000本・6345トン分の二酸化炭素削減・ゴミ換算で710トンの削減が期待できる。

この「再利用はし」の導入に伴い、各店舗では新開発のリターナブルはし専用の洗浄器と感想乾燥殺菌庫を導入し、衛生面での万全を期すとのこと。

割りばしの分だけ経費が削減できるのはいうまでもないが、ゴミの量が減ればそれだけ店員の手間が減り、その分労力コストを抑えることもできる。1店舗あたり平均で645キロ/年・1か月なら5キロ強のゴミ削減は、それなりの効果をもたらすことだろう。

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