【更新】ENEOSで6月からETBE方式のバイオガソリン本格展開開始

2009/04/04 10:35

バイオガソリンイメージキャラクタイメージ【新日本石油(5001)】は2009年4月2日、同年6月1日から同社が展開するガソリンスタンド「ENEOSサービスステーション」において、バイオエタノールを原材料として製造されたETBE(エチル・ターシャリー・ブチル・エーテル)を配合したバイオガソリンを発売すると発表した。価格はレギュラーガソリンと同等(卸売価格)、品質も変わらないとのこと([発表リリース])。

【バイオマス燃料と二つの方式・政府VS石油業界の対立構造と現状をまとめてみる】にもあるように、現在の日本では植物を原材料にした燃料「バイオマス燃料」「バイオ燃料」「バイオエタノール」について、政府主導の「E3」と、石油業界方式の「ETBE」の二通りが並行して開発・展開されている。今回新日本石油が販売を開始するは後者の方式で、植物などを原材料に作ったバイオエタノールに石油ガスを加えて「ETBE」を創り、それをガソリンに混ぜて「バイオガソリン」を生成、提供することになる。

石油業界方式のETBE利用によるバイオガソリンの販売は、2009年3月まで実証実験が行われており、今回の本格導入はそれを踏まえてのことになる。具体的には6月1日から、東京、神奈川、山梨、埼玉、長野を中心とする地域において、約1000か所のガソリンスタンドで販売するレギュラーガソリンを、バイオガソリンにすることに決定した(詳細は確定次第あらためて告知される、また店舗ではバイオガソリンであることが明記される)。

販売されるバイオガソリンは、バイオエタノールを原料として製造されたETBEを1%以上配合したレギュラーガソリン。従来のレギュラーガソリンと同等の品質、価格を維持しながら、カーボンニュートラルとされるバイオマス燃料を使用することで、二酸化炭素削減効果があるとされている。

価格・品質に変わりはないとされているものの、切り替えが行われたガソリンスタンドでのレギュラーガソリンが「すべて」バイオガソリンとなるのか、それとも両タイプが並列販売されるのかはリリースからは読み取れない。その点をはじめ、色々と気になることは多いし、原油価格が落ち着きを見せた今となっては「価格面」におけるバイオエタノール・バイオ燃料でのメリットは無いに等しく、一時期のような興味関心をひくようなことはないだろう。

それでも二酸化炭素の問題や、環境のことを気にかけるという意味ではバイオガソリンの普及は十分に意義がある。具体的な展開が開始されたあと、利用者がどのような反応を示すのか、非常に気になるところだ。

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