家庭菜園向け耕うん機「ピアンタFV200」、1か月で3500台・年間計画の半数以上を販売

2009/04/08 07:15

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ピアンタFV200イメージ[ホンダ(7267)]は2009年4月7日、同年3月3日から発売を開始した、ガスパワー耕うん機『ピアンタ FV200』の累計販売台数が、販売開始後約1か月の4月6日までに、3500台に達したことを発表した。これは年間販売計画台数の6000台の半分を上回る数字で、年間計画の半数を1か月で達するという、順調なすべり出しを見せていることになる(【発表リリース】)。


ピアンタFV200
ピアンタFV200

「ピアンタ FV200」は【ガスコンロのボンベを燃料に! 家庭菜園向け耕うん機「ピアンタFV200」発売】にもあるように、一般に入手が容易に可能で保存にも便利な家庭用カセットガス燃料を燃料に使える、ガスパワー耕うん機。価格は10万4790円(税込)。「ピアンタ」とはイタリア語で「Pianta」と書き、植物や草木を意味する。「ピアンタ FV200」は、「燃料の取り扱いが簡単」「移動・収納が簡単」「操作が簡単」という3つの「簡単」を商品のコンセプトに、一般家庭用として普及しているカセットコンロ用のブタンガスを燃料として使用することで、エンジン始動や燃料の充てんが簡単に行え、初心者でもより手軽にガーデニング(家庭園芸)や家庭菜園が楽しめるツールを目指している。

また、保管場所を汚さないキャリーボックスや、移動用車輪一体型のキャリースタンドの標準装備などによって、収納や移動も簡単に行える高い利便性を追求している。さらに同排気量のガソリンエンジンに対し、作業時間あたりの二酸化炭素排出量を約10%低減することにも成功している。

ホンダ側では30坪未満の小規模菜園や自宅の庭で家庭菜園、ガーデニングを楽しんでいる人やこれまで耕うん機を所有したことがない人など、エントリーユーザーをターゲットとしていたが、実際には現在までのところ次のようなデータが得られているという。

・購入層
 1.50歳-60歳代の夫婦中心。20歳-40歳代の家族にも受けが良い。
 2.大半がエントリーユーザー。
 3.戸建に住む人がメインだが、都市部のマンション住まいの人も購入。
・購入ポイント
 1.燃料が購入しやすい家庭用カセットガス燃料であること
 2.持ち運びや保管が簡単であること
 3.親しみやすいデザインであること

この「ピアンタ FV200」が堅調なセールスを見せたため、ホンダ全体のミニ耕うん機の販売台数は前年比32%プラスの1万1554台に達したという。またホンダでは今後、より幅広い層へ「ピアンタ FV200」の特長を伝えるため、テレビコマーシャル、新聞広告、電車内の中づり広告などの宣伝活動を展開するとのこと。

コンパクトなデザインや低価格もさることながら、やはり燃料に家庭用カセットガス燃料を使えることのメリットが一番大きな影響を与えているものと思われる。本格的な農作業にはパワー不足は否めないが、メーカー側が話しているように小規模菜園にはうってつけのサイズ。まさに「スキマをついた提案型商品」の好例といえよう。


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