AEDのバッテリー切れ、してませんか? 厚生労働省が点検を呼びかけ
2009/04/18 09:55


心臓発作を起こした人にAEDを用いることができれば、発作発生から数分以内なら救命率が上がることから、2004年7月からは一般の人でも使用が認められるようになった。現在では駅や病院などの主要公共機関、そして発作は子どもも起きる可能性(例えば体育などの授業中や部活動中)があるため、学校などの教育機関でも設置されるようになっている。今や消火器と同じように景色に溶け込んでいるAEDだが、注意して見直せば、人が集まる建物には必ずといって良いほど見つけることができるはずだ。

万一、という時に電気切れで使えないのでは「備え」としての意味がないこともあり、今回厚生労働省では「AEDのインジケーター(電力状態を示すランプなど)の表示を日常的に確認する」「電極パッドとバッテリーの交換時期を表示ラベルで確認し、適切な時期に交換する」ことを呼びかけている。
管理を行うのはAED管理担当者の仕事。すべての人が関係するわけではない。しかしすべての人がAEDを使う、あるいは使って(助けて)もらう可能性があることを考えると、すべての人に係わり合いがあるといえる。周囲にAEDの管理を行う人がいれば、あらためて今回の告知のことを知らせ、適切な対処をしてもらうよう呼びかけてみた方が良いだろう。
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