公正取引委員会が日立の子会社に排除命令・リサイクル材の利用について冷蔵庫に不当表示

2009/04/21 05:15

該当冷蔵庫のカタログイメージ公正取引委員会は2009年4月20日、カタログなどで表記されているよりもはるかに少ない量しか実際にはリサイクル材を使用していないなどで、【日立製作所(6501)】の子会社で電化商品の製造や販売を行う日立アプライアンスに対し、景品表示法第4条第1項第1号(優良誤認)の規定に反する事実が認められたとし、排除命令を行ったと発表した。対象となったのは電気冷蔵庫「栄養いきいき 真空チルドV」「ビッグ&スリム60」2タイプ・9機種([発表リリース、PDF])。

カタログ中、問題となった表記のある部分(公正取引委員会資料より抜粋)
カタログ中、問題となった表記のある部分(公正取引委員会資料より抜粋)

発表リリースなどによれば、これら9機種の電気冷蔵庫の天面・底面・側面などには「芯材」と称する部材を、「外抱材」と呼ぶ部材で包んだ「フレックス真空断熱材」を採用している。カタログなどでは「回収した廃棄家電のプラスチックスを原材料にして真空断熱材の芯材として活用」「真空断熱材の製造工程で二酸化炭素の排出量約48%削減」と表記していたが、

・該当部分にリサイクル品を使っていない機種は9機種中6機種。
・リサイクル品を使用した3機種も「天面以外は不使用」「天面は一部時期・一部出荷出荷商品のみリサイクル品を50%使用」。
・二酸化炭素の削減率はリサイクルしない場合と比べて48%を大きく下回る。

などの事実が明らかになった。

公正取引委員会ではこれを受けて、表記の訂正及び再発防止策の策定と周知などを命じている。

日立アプライアンス側ではこれを受けて見解を発表(【発表リリース】)。「お客様に誤解を与えましたことは、大変申し訳なく、深くお詫び申し上げます。これら表示については、早急に訂正、改善を図ってまいります」とした上で、これらの電気冷蔵庫が受賞した「平成20年度省エネ大賞 省エネルギーセンター会長賞」について、これを取り下げることを明らかにしている。

なおポスターやカタログの表記にある「年間消費電力量や2010年省エネ基準達成率等、冷蔵庫の性能・機能自体」には問題は無いとのこと。

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