東京都、飲食店向けに外国語のメニューを作れるウェブサービスを無料公開
2009/05/15 05:09
東京都が2009年5月14日までに、外国人旅行客にレストランなどの飲食店の外国語メニューを自動で作成するウェブサービス「外国語メニュー作成支援WEBサイト」を提供していることがあきらかになった。利用には登録が必要だが使用料金は無料。現在のところ日本語・英語・韓国語・中国語(繁体字・簡体字)に対応している(【該当ページ】)。
現在用意されている言語はこれだけ。「日本語」があるので、オーソドックスなメニューも作れる。
レイアウト。既存のもので十分間に合うはずだが、自分でカスタマイズすることも。
検索機能を用いて、掲載する料理を選択。料理方法をはじめとした説明語を追加することもできる。
外国人観光客相手なら必ず聞かれるであろう、料理の由来・概要なども用意されている。
「外国語メニュー作成支援WEBサイト」は、ウェブ上に表示される案内に従い、デザインや具体的な料理名、食材名などをクリックしていくだけで、自動的に外国語に変換されたメニューが作成できるというもの。作ったメニューをPDFファイル形式でダウンロードし、保存しておいたりプリントアウトして実際のメニューに使うことができる。サンプル写真も掲載可能で、彩り豊かなメニューが作れるのがミソ。
ざっと使ってみたが、無料サービスにしては色々と機能が用意されていて、シンプルなメニューならあまり苦労もせずに作れるのがありがたい。ただ、作業の全体的な流れが今ひとつつかみづらいので、具体例を挙げて作成方法を紹介していくなどのガイダンスもあるとありがたい。また、対応言語についてはニーズを考えるとこのラインアップになるのは仕方ないが、ロシア語やスペイン語、ポルトガル語、オランダ語あたりにも対応するとありがたいかもしれない。
「飲食店のメニューを外国語で作る」という機会そのものがあまり無いが、作成を求められたときには非常に役立つウェブサービスといえよう。
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