新京成線の駅売店がセブン-イレブンに転換へ・業務提携契約
2013/10/31 13:30
セブン-イレブン・ジャパンは2013年10月30日、新京成電鉄の各路線駅構内の売店を、セブン-イレブンの店舗に順次転換していくことで基本合意し、業務提携契約を締結したと発表した。これにより同年12月5日の新津田沼駅への展開を皮きりに、同路線の駅の売店がセブン-イレブンに代わっていくことになる。なお店舗の多くは従来駅の売店で良く見かける対面型売店では無く、お客が店舗内に入って買物をする「ステップイン型」の店舗となる予定(【セブン-イレブン:発表リリース一覧ページ】)。
今回のセブン-イレブンと新京成電鉄の業務提携により、新京成グループの鉄道売店業を営むスタシオン・セルビスとセブン-イレブンが連携し、新京成線の駅構内売店を中心とした駅施設内に、順次セブン-イレブン店舗を展開していくことになる。スケジュールとしては今年12月5日に新津田沼駅に1店舗、2014年4月上旬に新津田沼駅にもう1店舗、八柱駅に1店舗が予定されている。以後順次展開予定。
展開店舗は原則年中無休で朝6時から夜23時までの営業。売り場面積は3坪から40坪。多くは駅売店にありがちな対面型ではなく、街中で運営されているような「店舗内に足を運んで買い物をする」ステップイン型の店舗として展開される。公共料金などの代金収納サービスや、セブン銀行のATM展開などもある(店舗によってことなる)。またマルチコピー機の導入も一部店舗で行われるので、利便性が大幅に向上する。さらに今後、両社による商品の共同開発、オリジナルグッズの発売も検討しているとのこと。
鉄道利用客に多種多様で「かゆいところにまで手が届く」サービスを提供し利便性を高めたい鉄道会社と、店舗数を拡大して対応顧客を増やしブランド力の向上を図りたいコンビニとの提携は、この数年しばしば見受けられるようになった。【ローソンと東急電鉄が駅売店型店舗を共同開発・東急線の売店すべてがローソンに】で紹介したローソン・東急電鉄間の提携や、ファミリーマート・西武鉄道間の提携による駅構内のコンビニ展開が良い例である。
この一連の動きはコンビニの多機能化に伴うもの。今後さらに鉄道機関とコンビニの間の提携は進み、各路線毎で異なるコンビニの展開が見られるに違いない。
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