「がん」患者向け情報専門サイト「がん情報ガイド」を中外製薬がオープン

2009/06/13 08:53

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がん情報ガイドイメージ【中外製薬(4519)】は2009年6月11日、がん領域のトップ製薬企業として、「患者が希望をもって前向きに立ち向かえるがん医療の実現」を推進するために新サイトがん情報ガイドをオープンしたと発表した。また、既存の【医療関係者向けサイト】のリニューアルも行っている(【発表リリース】)。



「がん情報ガイド」
「がん情報ガイド」

【日本人の「3人に2人が『がん』になる」「2人に1人が『がん』で亡くなる」・がんの2015年問題とは】にもあるように、医学の発展で他の疾病の治癒率が高まる一方、「がん」についてはまだ不明な点も多く、さらに経年と共にがんのり患率も(発生可能性が蓄積されていくので)高まるため、高齢化社会を迎えつつある日本では多くの人が「がん」と向き合う必要性に迫られている。

中外製薬ではこのような状況、さらに同社ががん領域で先進的な立場にあることから、患者がポジティブにがんと接することができるがん医療の実現を推進する目的で、今回のサイト「がん情報サイト」を立ち上げている。同サイトでは業界内では初となる「ナビゲーション手法」を用い、各患者の状態に合ったがん治療や心のケアについての情報をステップごとに専門家がわかりやすく提供している。具体的には3名の専門家、

・疾患、現時点で受けることができる最良の治療(標準治療)、体のケアについて
  ……癌研有明病院メディカルディレクター 名誉院長 武藤徹一郎 先生
・患者さんやご家族の方に知っておいて欲しいこと(治療をうまくすすめるためのコツ、社会制度、心のケアなど)
  ……諏訪中央病院 名誉院長 鎌田實 先生
・インターネットを使った情報収集(ウェブサイトの種類や特徴、情報の質の見分け方、情報収集に欠かせない検索サイトやツールの使い方など)
  ……帝京短期大学専攻科臨床工学専攻 教授 諏訪邦夫 先生

に、それぞれの立場から執筆や監修をお願いしたとのこと。

自分自身はもちろん、周囲の人たちにとっても身近な事象となりうる「がん」について、単に「病気」「怖いもの」としてのみの認識では、いたずらに恐怖感を増幅させるだけでなく、ベストな手段を見出すことすらかなわない。案内に従って必要な情報を入手し、適切な判断を下してこそ、「がん」と向き合い、付き合うことができるだろう。

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