1日2件のペース・鉄道係員への暴力行為、2008年度は752件
2009/07/08 07:44


今調査結果は、大手民鉄16社・JR3社・仙台市交・東京都交・大阪市交・愛知環状の計23社局を対象に行われた集計結果をまとめたもの。週末の22時以降、飲酒を伴った場合に多発する傾向があることや、年齢階層では幅広い年代に分布していることなどが伝えられている。
発表されたデータについて概要をまとめると、次の通り。

年度別駅員や乗務員などの鉄道係員に対する暴力行為の発生件数

駅員や乗務員などの鉄道係員に対する暴力行為の発生場所
・発生件数はほぼ横ばい。1日2件程度の割合。
・7-8月、3月、5月などの長期休暇時、あるいは年末にやや多めに発生。
・週末の土日に発生しやすい。
・深夜帯(22時から翌日5時)がもっとも発生しやすい。
・飲酒ありのケースが58.2%。
・年齢階層は20代-50代、60歳以上でほぼ同数。
・発生場所は改札がもっとも多く35.4%に達している。
・7-8月、3月、5月などの長期休暇時、あるいは年末にやや多めに発生。
・週末の土日に発生しやすい。
・深夜帯(22時から翌日5時)がもっとも発生しやすい。
・飲酒ありのケースが58.2%。
・年齢階層は20代-50代、60歳以上でほぼ同数。
・発生場所は改札がもっとも多く35.4%に達している。
具体的発生事例は掲載されていないが、傾向を見ると、「深夜酒を飲んで酔っ払ったサラリーマンなどが係員に絡む」「自動改札口でうまく通過できずに係員とトラブルを引き起こす」などの状況が容易に想像できる。また、事故や台風などの天災で電車の運行に遅れが出た場合において係員に八つ当たりする場面も考えられよう。
無論これらの行為が正当化されるはずはなく、日本の現行法に従い厳正な処罰が行われることになる。「お酒を飲んでいたから」「むしゃくしゃしたから」「台風で電車が止まったから」などの理由は理由にすらならない。むしろ日々の生活に欠かせないインフラを支えている人たちの成果を無にするような行為は、厳に処されるべきだろう。

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