【映像追加】この発想は素晴らしい・スマホと合わせてプロジェクションマッピングを再現する食玩「ハコビジョン」発売

2013/11/07 15:00

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ハコビジョンバンダイは2013年11月7日、映像技術「3Dプロジェクションマッピング」「3Dホログラム」などによる映像体験を、手のひらサイズの食玩で再現するエンタメ食玩「ハコビジョン」を、2014年1月27日から発売すると発表した。『東京ミチテラス2012「TOKYO HIKARI VISION」』『東京国立博物館「KARAKURI」』の2種。ガム1個付きで価格は各525円(税込)。映像体験にはスマートフォンが必要。雑貨店、量販店、家電量販店などのお菓子売り場や玩具売り場での発売(【発表リリース(PDF):世界初!スマホを使って楽しむ、驚愕の映像エンターテインメント食玩『ハコビジョン』2014年1月27日(月)発売】)。


↑ ハコビジョン
↑ ハコビジョン


↑ メーカーによる実写映像(公式)。【直接リンクはこちら:バンダイ「ハコビジョン」プロモーションムービー/世界初!スマホを使って楽しむ驚愕の映像エンターテインメント食玩】

今回発売される「ハコビジョン」は、バンダイが開発した「ハコビジョン技術」を用い、約8.5センチメートル四方の箱の中で、映像とフィギュアによって織りなされる映像芸術を再現する商品。

開封したパッケージにフィギュア(今件では建物の造形を模したもの)をセット、さらにクリアプレートを斜めにセットし、パッケージに記載している二次元コードをスマートフォンで読み取り再生専用の映像を映し出し、フィギュアに向けて下方向にセットする。これによりスマートフォン上の映像がクリアプレートを反射し、パッケージ内のフィギュアと合わせて視界に入り、箱の中で立体映像を疑似的に体感することができるようになる。

↑ 「ハコビジョン」遊び方と仕組み
↑ 「ハコビジョン」遊び方と仕組み

「ハコビジョン」はシリーズ化の予定で、今回は第一弾として「東京ミチテラス2012」で展開された3Dプロジェクションマッピングイベントの『東京ミチテラス2012「TOKYO HIKARI VISION」』と、日本テレビ開局60年特別美術展「京都-洛中洛外図と障壁画の美」のイベントとして開催された3Dプロジェクションマッピングイベント『東京国立博物館「KARAKURI」』を再現したものが発売される。

↑ パッケージ(仮デザイン)
↑ パッケージ(仮デザイン)

スマートフォンを使って実写とグラフィックを組み合わせAR(拡張現実)を体験させる仕組みは、これまで国内外を問わず多数展開している。また、スマートフォンの画面をライト代わりとして使うのは、誰もが一度ならずとは経験しているはず。しかしそのスマートフォンの画面を投影用の映像として用い、暗い箱の中でクリアプレートに投影し、プロジェクションマッピングもどきを再現するとは、まさにコロンブスの卵的発想。このクリアプレートを斜めに置く工夫も、万華鏡や手品のトリックを思い返せばなるほど感はあるが、よもやこのような使い道があるとは、感服するしかない。

今商品では具体的に「ハコビジョン」が、どの程度の品質の立体映像を疑似体験させてくれるのかが一番のポイントとなる。またリリースには「来春にはキャラクターを採用した第2弾商品も発売予定」とも記されており、多様な展開が期待できる(例えば有名アニメの名シーンや、イベント施設「某・夢の国」の夜半のパレードの再現)。まずは来年発売の第一弾商品で、お手並み拝見と行きたいところだ。

※2013.11.07.15:45
メーカーによる実写映像に動画を差し換え。見る限り500円台の商品としてはかなり出来栄えが良い。スマホから提供される映像の巧みさも一因だが、これは期待しても良さそうだ。さらにスマホを用いることで、BGMなども……と夢は広がるばかりである。


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